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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。
レオフェイ

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edit-notes16.png2019.06.09.
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少々遅れましたが、5月の吟行記です。

少々遅れましたが、5月の吟行記です。

藤沢新林公園吟行紀
                 市川走

歴史的な十連休の最中、二十六名の参加を頂いた新緑の新林公園での吟行報告です。
江ノ島も望めるこの小高い公園は植生豊か、かつ管理の行き届いた素晴らしい吟行地でした。
この恵まれた環境に触発され数々の名句が詠まれました。

れいさんの
空の色葉の色深め春行けり 
はまさにこの日でなければ詠めない一句。
 
冬青さんの
走り根は足場のひとつ百千鳥

                  走り根
                 

棗さんの
金蘭や森の深きを灯しをり 
はこの森の奥深さを表しています。

囀りの訴へかける強さかな 
は遊妹さんの一句。画眉鳥や老鶯など鳥類も豊富な公園でした。

しかし、何と言ってもこの日は尺とり虫。

尺とりの伸びて虚空を探りたる  わる
(先生の特選、他3名の特選句。)

糸を繰る尺とりしばし棒となる  月夜 
(たまごさんの特選句。)

落ちさうな尺とり魂を止めたる  夕紀 (風林さんの選)

そして以下の3句が先生の特選句です。

草動き番の蛇のからみおり     ひなこ

熊蜂の急旋回に羽を見し      有也

蛙鳴く清掃奉仕団の黙       走


以下が、みなさんがそれぞれ選んだ特選句です。

よき風に笑顔出でけりまむし草    夕紀

遅き日の土塊ほろとくづれけり    良

老木の擦れの窪み蘖ゆる       れい

新緑の風の音して風過ぐる      わる

                          青葉


しゃぼん玉はじけて空がのこりけり  良

野を行くや蒲公英除けて足運び    菜園

薪積みしすき間より出づ蟻二匹    走

暗き土間にへっつひどんと春闌くる  遊妹

若葉風道に迷ふも楽しけれ      歩人

江ノ島を目指し飛ぶ栗鼠椎若葉    歩人

もの真似の声色高し青葉風      走

熊蜂の藤の花弁を押し開き        有也

指切りを拒む少年若葉風         月夜

新緑の光と影とにぎり飯          亘

少年に手のざりがにと頬の泥       冬青


新緑の風と木々の匂いに一日中に包まれた良き吟行でありました。
以上、吟行当番の皆様、吟行係の皆様、ご参加の皆様、そして先生に
厚くお礼を申し上げ報告を終わりたいと思います。
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6月吟行記

6月吟行記

     6月等々力渓谷吟行記         
                                   中島晴生


令和元年6月1日10:00に等々力駅待ち合わせ、28人の参加者で
駅から3分ほどの広場に集合、中西主宰から今日は自分のスタイルで
自分の特徴を出した作句をするようにとの訓示があり、
みんな「ゴルフ橋」の脇から渓谷へ降りて行きました。

                  橋


ここから下流に向かって1㎞ほど不動の滝あたりまで渓谷が続き流れは
多摩川へ落ちてゆきます、流れに沿って散策路がありそれぞれ三々五々
句帳片手に吟行開始。

渓谷内は街中とは3℃ほど気温が低くひんやりとした感じで、欅、白樫、小楢、
などの樹木が鬱蒼と茂り、野鳥の囀り、川のせせらぎが聞こえいたる所らから水が
湧き出て、溜まりには石菖が繁茂しています。
  
     石菖の水にゆれゐる照り翳り  良

やがて散策の人も増え若いカップルもあちこちに見られ、格好のデートスポットに
なっているようです。
   
     まだ敬語まじりの二人風薫る  月夜

途中古墳時代末期から奈良時代に構築された横穴墓が現れ、その先に不動の滝が
現れました、昔はあたりに轟くほどの水量があったようですが今は竜頭の口から
水が細々と落ちている程度の滝でした。
   
     滝細く行者の台座洗ふのみ   晴生
   
     苔青し岩大いなる苔玉に    月夜  


               劉 


滝つぼの脇の階段を上ると等々力不動尊で平安時代に開かれた霊場で滝に
打たれ行をする人が各地から訪れたそうです。
   
     薄暑光鳩の羽風を頬にうけ   風

滝へ下って奥へ進むと日本庭園があり、竹林を抜けて階段を上ってゆくと
陽当たりの良い芝生の広場に出ます、ここでは木陰で憩う人、写生をする人など
見受けられます。
さらに隣接の野毛公園まで行けば東京都指定史跡の野毛大塚古墳があり
大きな帆立貝形古墳で頂上まで登れるようになっています。

その後12:25に渓谷入り口の広場に集合して、自由が丘の句会場へ今回は
特選句5句のほかに準特選句として以下の3句が選ばれました。
   
     若楓水のひかりを湛へけり   満里
      
                        水
  

     老幹の皮を残して蟻の道    有也
   
     谷若葉写生の手首やはらかし  風林
最後に主宰の句
   
     線刻の岩いちまいを滴れる   夕紀
   
     指後も手形もつけて今年だけ  夕紀
   
     殺すかも知れず毛虫を離れけり 夕紀  
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同人会での句会報告です。

同人会での句会報告です。

<strong>同人句会報告
             ☆スリル満点の句会でした☆
                                   原 悠歩

 

4月14日(日曜日)午前の同人総会を終え、午後は31人の参加のもと
初めての同人句会がありました。
 
 司会は同人会長の星野佐紀さん。今句会では中西主宰選のほか、
特別選者の城中良さん、桜木七海さん、渡辺純さんからそれぞれ10句の選を
いただくと説明があり、また名乗りはいつものように披講のあとでなく
最後の最後にという。そのうえ、どうして取らなかったのか、
選ばなかったかの感想を遠慮なく言い合うようにといったお話しがあった。
 
 出句は3句なので全部で93句の中から5句を選句。
A3用紙に印刷された句稿は4枚。
披講は砂金明さん、その落ち着いた大きな声に会場は静まり返る。

 選んだ感想まではいつもどおり、そのあと作者が分らないままマイクが回って、
なぜ選ばなかったかを言わなくてはならない。いろいろな感想があった中からたとえば、
「きれいな言葉が多いが中七がぼんやりしている」
「この場合、季語に季感があるか疑問」「句の中の作者はどこにいるのか?」
「(かな)の句はほんとうは途中で切れない」「一句のなかに植物が二つあるとうるさい」
「よくあるモチーフ」「感覚的な句」「ほかに良い句があったので」などがあった。

 佐紀さんの司会のもと、細長い視聴覚室でマイクが滞ることもあり、
最後のほうは時間がなくなり端折ることになってしまった。
いつもより多くの人の意見や感想がでてとても有意義な句会だったが、
そのぶん時間配分が難しかったようだ。
 
選ばなかった評に納得したり、そうなのかとはじめて分ったこともあった。
スリル満点で恐ろしいが、またこういう刺激のある句会もときにはいいのではないかと
思った。

中西主宰選の特選句
          
○靴底の花屑落とし式場へ     高木 光香
          
                               靴


○蝶とゐてタンゴのリズム口遊み  城中 良
          
○熊よけの鈴おくらるる新入生   小林たまご


特別選者3人の選が入った句
          
○花の山空を回して観覧車     杉本奈津子

人気のあった句(12人の選)

               電気

          
○菜飯食う身の広さだけ卓を拭き  永井 詩
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今回で2度目の同人会です。

今回で2度目の同人会です。

        「都市」同人総会 に出席して        樋口冬青


新年会で、新しい同人が4名紹介されて、「都市」同人は現在35名。
四月の第2日曜日、桜の名所に静けさが戻ってきた頃、
主宰以下31名が集いました。同人二年目の新米同人の立場から、
当日の感想を書いてみようと思います。

私は知らなかったのですが、同人が一堂に会して、
総会の後で句会をするのは初めての事なのだそうです。
主宰はその挨拶の中で、「感慨深い」とお気持ちを表現なさいました。
結社創設10周年が過ぎ、少しずつでも結社としてのまとまりが
形になって現れる、というのはやはり嬉しい事だろうと想像します。

               松  


「都市」の会員の一人ひとりが渦になり、「都市」が大きくなって
いくのなら、同人はその渦の中心にいて「都市」をリードしてほしい。
非常に大雑把にまとめてしまうと、主宰が同人に求めていらっしゃるは、
そういうことでは無いでしょうか。

「都市」には中央句会を始めとして会員の出られる句会が8つあり、
その他に、未入会の初心者の方々にも門戸を開いている句会が4つ、
そのほとんどに同人が講師や幹事として運営に携わっています。
今回の会では、初心者の句会の相互交流についても話し合われました。

初心者句会も、「歩み」「あつぎ」「えびな」「川崎」と、それぞれの土地で
それぞれの課題を抱えて運営されているわけですが、
交流が具体的になったら、きっともう一歩先の光が見えてくるのでしょう。

私が「都市」の会員になって8年、同人になって1年3ヵ月ですが、
この頃感じているのは全体に会員が積極的になって、各人が持ち場で
とても前向きだという事です。役を振られたから仕方なく、という雰囲気は全然ありません。
それは今日の会を見ても感じられました。

                 太陽


「都市」は同人が中心にいて大きな渦が回り始めていると思います。
そのまた中心にいらっしゃるのが主宰なのですが、この主宰あればこその「都市」。
これからが大いに楽しみであり、その渦の中に自分がいられる幸せも有りかな、
とも思うのです。
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1ケ月遅れですが、楽しい吟行記をどうぞ!!

1ケ月遅れですが、楽しい吟行記をどうぞ!!

          府中郷土の森博物館吟行記
                                北杜 青


 
桜の開花後に不思議と愚図ついた天気が続くとは、3月の中央句会での
中西主宰のお言葉ですが、東京は3月21日に開花したあと花冷えがつづき、
何と開花後17日を経た4月6日は、花満開のなか、三十人の連衆によって
府中郷土の森博物館大吟行会が行われました。
                 
                 桜キラキラ


「都市」の吟行は本当にいつも天候に恵まれます。降ると言っても降らないし、
降ったら降ったで雨の佳句が沢山できるし、本当に最高です。

 公園などの閉じられた吟行地は、自然が整っている分句材を拾うのに苦労しますが、
反面、皆がほぼ同じ景を共有するため句会が盛り上がるという効用があります。
当日は、出発前に主宰から、「今日は楽しい句を」とのお話がありましたが、
これが波乱を呼ぶこととなり、句会ではいつも以上に変な句が多く、
討ち死にする連衆が続出しました。斯く言う私も「裸婦像の考えている花の昼」という
変な句を出して討ち死しました。

府中郷土の森博物館は、敷地内に旧制尋常小学校、旧町役場や薬種舗など
趣のある木造建築物が移築、復元されています。

                                         sakuranoki.jpg


    教室に一人桜の揺れてをり 吉川 わる

    咲く花の隣の五年二組かな 岡部 景
  
 
 休日でしたが、園内で働く人の姿も写生しました。

   うららかや細工屋眼鏡ふたつ掛け 安藤 風林

   リヤカーを少し進めて垣繕ふ 北杜 青

 
 花の句が三十句以上ありました。

   花の昼小さきテントに小さく座し 三森 梢
 
 句会後は、分倍河原の駅前で尽きることなき懇親を深め、三々五々解散しました。
平成最後の吟行会もいつもどおり、皆の健吟のもと、幕を閉じました。
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