Category主宰の句 1/4
関山さんが、6月号の主宰の句を鑑賞してくださいました。

「都市」令和五年六月 中西夕紀句鑑賞 関山恵一 朝獲れの白魚炊きてさくら色 白魚の旬は春、作者のお住まいは町田であるから小田急線一本で江の島行ける。江の島には多くの白魚料理店がる。おそらく紅梅煮であろう。真っ白な白魚が梅肉で美しい桜色に染まり、春そのものの料理。江の島で春を見。春をい...
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関山さんによる、主宰の俳句の(都市4月号)鑑賞です!

「都市」令和五年四月号 中西夕紀句鑑賞 関山恵一(春野・三田丘の会) 裸木の笑ひかけたるごとき日矢 冬になって木々は葉を落とし裸木になる。日矢は雲間より漏るる一条の光で、裸木に「葉が落ちてしまって寒くはないですか、この温かい光を浴びて元気になって下さい」と笑いかけている様子...
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関山さんによる、主宰の俳句の(都市2月号)鑑賞です!

「都市」令和五年二月号 中西夕紀句鑑賞 関山恵一(春野・三田丘の会) 下りきし山は雲中新走 作者はどこかの山に登ったのでしょう。山を下りて、ふもとの居酒屋で新酒を飲みながら見上げると今下りて来た山が雲に覆われている。「もしかしたら雨...
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関山さんによる、主宰の俳句の(都市12月号)鑑賞です!
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今回も関山氏が主宰の句を鑑賞してくださいました。

「都市」令和四年八月 中西夕紀句鑑賞 関山恵一(春野・三田丘の会) 開き癖つきしノートや修司の忌 「修司」は勿論詩人寺山修司。「振り向くな、振り向くな、後には夢がない」という名言を残し四十七歳の若さでこの世を去った。作者が気の付いたことを書き留めておく...
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