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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

最近仲間になってくださった茫子さんが、名調子で語ってくださいます。

Posted by レオフェイ on   0  0

      ご存知とは思いますが
                  渡辺 茫子



時は元禄十五年師走の十四日。
折しも降り積もった雪を踏みしめ、鎖帷子(かたびら)に
身を固めた大石内蔵助率いる四十六名の侍。
目指すは本所松坂町 吉良上野介上屋敷。と書くと
講談のようですね。

実は、この師走と雪が曲者なんです。
私達の中には師走イコール十二月という意識が
何時の間にか植え付けられておりますよね。

ですから、これは元禄十五年の十二月十四日と
とらえがちですよね。
(確か泉岳寺では新暦の十二月十四~十五日を
義士祭としております。)

でも良く考えてみて下さい。
江戸時代。高層ビルや東京タワーのない、いうなれば
赤城颪、筑波颪がまともに吹きつけるご城下といえど
十二月中旬に積もるほど雪が降りますか?

実はこの日は現在の暦でいうと一月二十一日
(うるう月という変なものが間にはさまっていましたので)
にあたるんです。

このように誤解されそうな例は幾つもあります。

古くは西行の「願わくば 花の下にて春死なむ
その如月の望(もちづき)の頃」の解釈として、如月イコール
二月したがって、この花は桜でなく梅の花だなどと
珍説も飛び出す始末。
「花」と言えば「桜」と定着したのは平安時代からです。

P5150998.jpg


さらに言えば「五月(さつき)晴」、、、。
五月(さつき)は五月だからこれは五月頃の晴れ渡った空のことだと
気象予報士までが、テレビで「澄みきった五月晴の下(もと)、、、」
と言う始末です。
これ正しくは「梅雨晴れ間」とか「梅雨あけの晴天」

あと例えば「氷雨」は夏の季語で『♪外は冬の雨♪』では
ありませんし、「甘酒」も夏の季語ですしもっと云えば
彼岸は春と秋二度ありますが、只彼岸と言えば春のこと
秋には「秋彼岸」というのです。
月といえば秋、虫となると秋鳴く虫。

IMG_3181.jpg


祭は夏、秋に行われる祭礼は秋祭と秋をつけますね。
そうそう、七夕は秋です。

お解りですよね。
旧暦七月七日は新暦の立秋後にあたるからなんですね。
くだらないことばかりで、、、。

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