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俳句でおしゃべり-都市ー

〜「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。〜
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久しぶりに良さんのショートショートです。 2020.03.09
暖冬の2月の吟行です!! 2020.02.13
イベント部より 2020.01.27
今年の新年会は、早々と5日に開催されました。 2020.01.26

今回から新しく「主宰の俳句鑑賞」が始まります!お楽しみに!

      主宰の俳句鑑賞1
                           野川 美渦


     草笛のどこかとぼけてをはりけり    中西夕紀

第三句集『朝涼』に収められたこの句は、
主宰の自選12句に入っていません。
おそらく『都市』の会員にも『朝涼』の中から特別に
取り上げられることはあまりないと思われます。

あれは七国山吟行でのことでした。
草笛を吹けると自慢した私に、主宰は
「吹いてみて」「吹いてみて」とせつかれました。

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草笛といっても実際はカラスノエンドウの実を吹いたものです。
美しい音色というよりは、低音のちょっと間が抜けたような
音しか出せません。おまけに季節は晩秋にさしかかり、
半分枯れていて音が伸びませんでした。

 主宰はここを見逃さなかったのでしょう。
「実際にしっかり見て作る」よく口にされるこの言葉を
実践されたという訳です。

あの日主宰の句のスーパーモデルになった私には、
草笛というとこの句以外浮かんできません。
この句を思い出すたび、今度こそこぴっと見て作ろう。
そう心に誓うのです。

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