都市の一句鑑賞 31 菅野れい 手土産をこまごま煮るや夜半の冬 鈴木ちひろ 久しぶりに会う旧友の家へ?それとも実家へだろうか?明日の訪問に備えて、手土産にするお菜を作っている。“こまごま”とあるからには、一種類ではない。相手の好物や自分の得意料理など、あれこれ見繕って幾種類も作っているの...