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「都市」の俳句リレー第3回です。明さんが、選んだのは佐紀さんの句です。

2013/ 02/ 28
                 
       埠頭

                砂金 明
    

  秋日濃し新車埠頭に並びゐて
     
              星野 佐紀 (都市 創刊号)

田植えの頃、ぶらりと一人吟行に出かけた事があります。
横浜から京浜急行で浦賀へ行こうと思ったのですが
気が変わり(又ですか)横須賀中央で下車し、
記念軍艦三笠を目指しました。

どぶ板はもう無い商店街を抜け、水兵さんをちら見して
三笠の停留している港に到着。
ここからは猿島へ渡る船も出ています。
   
                 
            
             波止場

丁度デッキに鈴なりの遠足の子供達を乗せた船が
帰ってきました。
インターナショナルな言葉と髪の色で何て賑やかな事。
さすが横須賀。外人家族に混じり艦内を見学し、
最後に甲板から海を見渡すと向こうの埠頭に乗用車が
並んでいたのです。ミニチュアカーの様な車群に

太陽光線が鋭く射していました。
これだ!これだよ!あの句だよ!
秋日では無かったけど、深層心理から
この句が出てきました。

波止場にはギターを抱えた小林旭。
港には弟の笛に合わせて踊る美しい姉(キンダーブック)。


              船

埠頭には乗船を待つ新車群が似合います。
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