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ジーンとくる鑑賞です。

2013/08/01
                 

  都市メンバーによる都市メンバーの一句鑑賞(8)
                       
                         丸山 桃

    
   子を悟しその手にぎるや冬茜     大木 満里
                        (都市2008年4月号)


まだ俳句をはじめて日の浅い頃、分からないことばかり
でした。

ノートを一冊用意して、何もかも書き込んでいました。
意味の分からない言葉、読めない漢字、文語文法、名句、
お気に入りの句、気になる句etc.

その古いノートの中にこの句がありました。
作者は、小学校の教師をしていた方です。
その経験の中から生まれた句と思います。

放課後の教室に子どもと向き合い、わかってほしいと
一心に話しかける作者、先生と生徒としてより
人間同士として諄々と言葉を選び話しかける。

そのうちにやっと子どもの心が解き放たれる。
ほっとして思わず手を握るとお互いの温もりが伝わる。
気がつくと窓の外は夕焼けに染まっている。

         IMG_6722.jpg


季語の冬茜がぴったりです。
明日もきっと晴れるでしょう。
たった一七文字でこんなことが詠めるのだとその時
感動した一句です。

私もこんな先生に会いたかった。



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