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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2014-01-01 (Wed) 00:25

明けましてオメデトウございます!!トップは「都市の1句」です。了太さんが紹介する句は、、、、

      都市の一句鑑賞(13)
                      
                   酒匂了太

  
   若鮎の瀬に切りむすぶ光かな
              川合 岳童 (都市2013.10月号)


田舎育ちの私が子供の頃、近くの川原で
よく目にした風景である。

初夏、川に若鮎の群れが現れ、それが特に石ころの多い
浅瀬を走る時、日を浴びた鮎の体がキラキラと輝き光る。
それはまるで戦国時代の武者達が、日本刀で切りむすび
火花を散らしているかの様だ。

又、この句からは、その背景にある広々とした
初夏の川原そして瑞々しい田園風景も見えてくる。

           IMG_4779.jpg

それにしても、鮎の泳ぐ姿から、この「切りむすぶ光」
という言葉の発想はすごい。
とても、私などには、こういう言葉は思い浮かばない。

又、同じ10月号に岳童さんの
「 梅雨寒の朝犬は死を諾へり」という句がある。
私も以前、愛犬を亡くした経験がある。
前日まで一緒に散歩をして甘えていた犬が、
ある朝庭の片隅で冷たくなっていた。

おそらく岳童さんの愛犬も、梅雨寒の朝、静かに息を
引きとったのであろう。
そしてその、従容として死を迎え死んでいった様を
「死を諾へり」と表現されたのは正に、
言い得て妙である。

           IMG_5138.jpg
         
元々言葉の容量の少ない小生など、とても岳童さんの様な
人をハッとさせる様な言葉など出て来ようもないが
なんとか少しでも近づきたいものである。
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最終更新日 : -0001-11-30

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