fc2ブログ

Article

        

遊妹さんによき子供時代を、思い出させてくれた俳句とは

2014/ 03/ 05
                 
              私と俳句                

                       島田遊妹

私の一番古い俳句の記憶としては、
中学か高校の時の授業で
クラスメイトが作った句
   雪掻きし我が弟の頼もしさ
があります。
           094.jpg

今ではその人の名前も顔も覚えておりません。
がなぜか、句は私の心に響きその後も折にふれ
思い出してきました。

そして、この二年半少しだけ俳句を勉強してみて、
可愛いと思っていた弟が頼もしく見えた瞬間を
素直に表現していることが、きっと私の心を
響かせたのだろうと思っています。

これが私の俳句の出発点だと勝手に決めて、
これからも初心を忘れないようにして
俳句を作りたいと思っています。
     
     ひと眠りして加はりぬ晦日蕎麦
                  
            半田沙羅(都市2014.2月号)

この句を読んですぐに胸がキューンとなりました。
子供の頃の父がそのままにいる句だったからです。
夕食の時にお酒を飲んでうとうととし、
年越しそばを食べる頃に目を覚まして一緒に食べる。
こんな状況が何年もあったものです。

そしてお正月になると家族のみんなと一年分まとめて
遊んでくれていたように思います。

今のようなゲームは
もちろんなく、すごろく、かるた、トランプ、みかんつりなど
定番のものばかりでしたが楽しかったことを
思い出しました。
           262.jpg

年越蕎麦からお正月までたくさんのことを
思い出させてくれたすばらしい句だと思います。
スポンサーサイト



                         
                                  

コメント