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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2014-05-13 (Tue) 22:28

身も心も元気なお二人ですが、、、

       都市の一句鑑賞 (17)            
                            岩原真咲


    身のどこか葉擦れの音か秋ふかし     城中 良
 
声に出して読んでみました。とてもリズムが良く
するりと私の身体に入ってきました。
「身のどこか葉擦れの音か」とリフレインする
「の」と「か」が効果的です。
この句から少し淋しい、やるせない思いが
伝わってきます。

良さんと私は同年代で時々お喋りをします。
時代を共有しているので話が通じやすいのでしょう。
良さんの言葉の中にはちょっとニヒルで、ちょっと弱気で、
それでいて優しさと強気が混在しています。

それは多分幼児期から戦争の時代に育ち、
終戦を経て180度変わった戦後の日本に身を置いた年代の
私たちを解ってくれる人達がだんだん少なくなって来たこと、
それは即ち今老いが自分たちに容赦なく迫っていることと
無関係では無いでしょう。

                 IMG_0501.jpg


若々しく元気な良さんですが、時に自覚する老いの不安を
「葉擦れの音か秋ふかし」と表現しています。
私も同じ不安を抱えているので良く判ります。
「秋ふかし」の季語がしみじみと私に伝わってきます。
でもこの年代は「少し空(から)元気を出して生きて行こうよ、
自立した日々を一日でも長く」と言いながら
元気の振りをして生きています。
「元気の振り」も「元気のうち」と誰かが言ってくれましたっけ。
有り難い言葉です。
もう少しだけ頑張って生きたいと思うこの頃です。

                     IMG_0428.jpg

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最終更新日 : -0001-11-30

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