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いわきの「プロジェクト傳」の企画に参加した報告です。(写真の提供も夏斗さんです。)

2015/ 09/ 11
                 
          いわき市の民俗芸能を訪ねて

                            秋澤 夏斗

いわき市の民族文化の保存・伝承に力をそそぐ「プロジェクト傳」の
企画するツアーに参加するため、夕紀先生ほか6名の「都市」会員が
福島県いわき市を訪ねました。

「プロジェクト傳」はいわきに伝わる伝馬船の伝承から活動が始まり、
東日本大震災以後はいわき市の復興の支援も行っている団体です。
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8月21日は、私たち7名だけで「白水阿弥陀堂」を見学。
阿弥陀堂は平安時代後期に建立され、杮葺きの御堂が
国宝となっています。堂内の壁や天井の彫刻に当時の面影を留める
貴重な建物の中に入り、中央に祀られる三尊に家内安全と
ふくしまの一日も早い復興を祈願しました。
祈りをささげた後に和尚の話を聞くことができました。

阿弥陀堂を散策した後、近くの四阿に集合して
2回目の句会を開きました。実は1回目の句会は
「特急スーパーひたち」の中で既に行っていたのです。

句会後ホテルに荷物を預け、近くの居酒屋「こけし」に全員集合し、
地場の目ひかり、北寄貝、馬刺しなどに舌鼓を打ちながら
3回目の句会を開催、大いに盛り上がってホテルに戻りました。
明くる8月22日。早朝にまたしても4回目の句会を行いました。

10時過ぎに「プロジェクト傳」の企画ツアーに合流。
参加者は20名ほどでした。貸切バスで原発に近い楢葉町を訪ねて
天神岬に行きました。海は台風が近づいているため大荒れで、
海上の風力発電施設を見ることはできませんでした。

移動中のバスの中で簡単な昼食を済ませ、いわき市沼ノ内地区に到着。
今回の企画の最大の目的であるいわき市沼ノ内と大熊町の
2つの子供鹿舞を見学しました。

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沼ノ内の方は地元の町内を回っているところ、大熊町は地元の諏訪神社が
原発のため立入禁止となっていることから、沼ノ内の諏訪神社を借りて
奉納するところを見学しました。どちらの鹿舞も素晴らしく、
厳しい残暑の中ふらふらになって舞い続ける子供たちに
目頭が熱くなり、精一杯の拍手を送りました。

2つの鹿舞の合間の時間を利用して塩屋埼灯台を訪ね、
元気な人は灯台の上まで上りました。
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最後に筒木原不動尊を見ることに。
盆踊りの準備に忙しい境内を抜けて、不動尊を祀るお社の後ろの滝を見学、
その景観の見事さに感動しました。立派な枝垂桜の前で記念撮影をした後
帰路につきました。

いわきの民俗芸能、いわきの雄大な海の景色、いわきの復興の様子を
直接肌に感じ、とても充実した一日となりました。
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