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競馬場での吟行ということで、大人気でした!

2016/ 03/ 23
                 
     2月吟行報告 東京競馬場
                            吉川わる


競馬と俳句と言えば寺山修司だろう。寺山が俳句を
作っていたのは高校の時分で競馬の句があるわけでなし
(確認はしていません)、リアルタイムの記憶でもないのだが
馬を語るあの口調が耳に残る。

さて、吟行だ。競馬が好奇心を刺激したようで参加者は
定員いっぱいの30名。10時集合で参戦できたのは3レース
(見ただけの第1レースを除く)。レースとレースの間は
40分ほどあるのだが、パドック行って、予想して、
馬券買って、レース見て、馬券撒いてとやっているとなかなか忙しい。

                DSCF7745.jpg


「よく見て作ること」という主宰のお言葉はちっとも守れないのだが、
主宰はというと一番人気で見事に的中、それ以後は俳句に集中。
こちらは未練がましく買った大穴が見事にはずれ、
もうギャンブルはしませんと天に誓うと、次のレースは大穴が来た。
気を取り直して句貼を広げると、気付いたのだ、東京競馬場には空が、
じゃない季語がないことを。

コースの芝を「下萌」というのはかわいいもので、「春競馬」は
主宰から季語として認めてもらえず、句会場への道すがら、
春まだ浅い大国魂神社の境内が妙に新鮮だったこと。
それでは、競馬場にもあった季語で締めさせていただく。

                IMG_1993.jpg


  スタンドの椅子に春光あふれたり     吉川わる
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