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「黒羽芭蕉の里全国俳句大会」で入賞された句の紹介です!拍手!!

2016/ 08/ 05
                 
「黒羽芭蕉の里全国俳句大会」入賞者のコメントです。
嬉しいことに大勢の方が入選されました)^o^(

                       IMG_0700_201608032044506f0.jpg


   ① 当選句  作者
   ② 自句自解
   ③ 賞
     で作者にお答え頂きました!!


①  昭和九十一年のアッパッパ    野川美渦

②ブログ編集長に賞のブログをと仰せつかりました。
  しかし、初学の頃から主宰には自句自解なんかすんなと
  もとい自句自解はしないと教えられてきました。
  今さらこっぱずかしいので勝手なこと載せちゃいます。
  さて今年は、平成28年。そう言われても昭和ガールには
  ピンと来ません。昭和なら西暦から25を引けば
  昭和○年とすぐ分かったのにな~などと。
  そうです。今年は昭和で言えば91年!
  これからもオウムガイの様にマイペースで楽しい
  スタコラ人生を歩めそうです。

③ 小澤實選 自由題の部 津久井富雄大田原市長賞

美渦さんは、他に当日句
①  とうさんと暗闇に呼ぶ蛍かな
③  中西夕紀選  入選


光着る裸の男波を切り  高橋亘    

②夏の海でサーフィンをする若者を見た時、若者の周りに夏の光が集まって、
 その珠の中で滑っているように見えた。
 夏の光を一身に集めているその不思議な感動は、躍動する若者の体を
 光が包んでいるようであった。

③ 中西夕紀選 秀逸


①  友釣の鮎出をまちて背の光る   井上田鶴

②那珂川の水は清らかで流れも速い。
 解禁を待ちかねて遠くから釣人が来ていた。
 友釣用に鮎を売っていた。鮎は仲間を裏切る立場とは
 しらずに無心に狭いバケツの中を泳いでいた。
 悲しい景色と思った。

③ 小澤實選 特選



どっとくる光に捩れ大夏野    大木満里

②いつもこの「捩れ」は、私の常套句として纏い付いている。
 ヘンな句でヘンな人、夏井先生からのコメント。フーム。

③ 席題 夏井いつき選 入選


①  蛍狩亡母のざうりを履きて行く  菅野れい

②母が逝った夏からすでに12年が過ぎようとしています。
 しかし、どんなに時が経っても、こんなことをしてあげればよかった…、
 あんなことも一緒にやりたかった…、という後悔にも似た思いは
 消える ことがありません。
 母を偲ぶそんな思いをこの句にこめました。
 “思いをものに託して詠む”ということが、
 少しずつでもできるよ うになれば…と思います。

③  黒田杏子選 推薦


①   雲の影心太にも及びけり 大矢知順子

②屋外の茶店できらきらする心太を啜りあげていたとき、
 急にどんよりした重い心太に変った。
 「ああ、あの雲かぁ」と思った。
 これだけの地味な句を選んで下さったことが不思議だった。
 黒羽の大会にて、黒田杏子先生にお目にかかり、はっと思った。
 お元気の塊だった先生が、大病をされ、ようやく乗越えられた直 後とのこと。
 煌びやかな人生から、一瞬暗転を経験された先生の御心に
 触れるものがあったのかも知れない。
 俳句の怖さ、楽しさをしみじみ感じた。

③ 黒田杏子選 特選


白鳥の野太き声を浴びてをり  三森梢

②湖北の十一面観音の里を巡っていた時、
 突然灰色の空から白鳥の声が降ってきました。
 その時の呆然とした様を詠んだ句「白鳥の野太き声を浴びてをり」が
 夏井いつき先生の秀逸を頂き、又もや呆気に取られた思いでした。

③  夏井いつき選 秀逸
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