fc2ブログ

Article

        

富士、菜の花、相模湾、という景色。参加できなくて残念でした!

2017/ 03/ 19
                 
       二宮・吾妻山公園 
                              原 悠歩

初めての吟行当番でしたがベテランの美渦さん、
千砂さんと一緒なので不安はない。
3月4日の天気予報は晴れ気温は15度前後。
駅改札口に10時、28人が集合する。
主宰から、ゆっくりと物を観察するようにとお話があり
吟行気分が盛り上がったところで出発。

吟行地の吾妻山は標高136.2mの小さな山ながら
南に相模湾、北は大山・丹沢の山並み、
西は富士山と箱根の山・金時・矢倉岳の山々と眺望がいい。
眼下には東海道線と町の屋並みがジオラマのように見られる場所。

まず300段の階段のある役場口へ向かう。
階段途中には休憩用の丸椅子がぽつんと置かれているがベンチはない。
息を切らし汗が出たころ右手の藤棚の展望台でひと休み。
「海が見える。江の島も」などと声が上がる。

この後、小グループに分かれ自由吟行の形となった。
私たちは階段を上らずツツジの丘をめざし
夏ミカンの実がついた大木や藪椿などを、
足元には花の開いた蕗の薹やつぼ菫を見、夏斗さんから
姫烏頭などをを教えてもらう。

                    DSCF9062.jpg


直登コースに戻り、子どもたちの歓声が聞こえる
ローラーすべり台などを横目に左手に回り吾妻神社へ。
ここから階段を少し登れば香りと黄色が鮮やかな菜の花畑が
目の前にひろがる。そして冠雪の富士と眼下の相模湾では
赤い旗などを挙げた若布刈り船が見られた。
山頂展望台に備え付けの望遠鏡は無料、犬と散歩の人、
ハーモニカを吹く人など人の出が多い。

句会場は町民センター。広い学習室でいつものように粛々と始まる。
美渦さんの時間配分よき司会が気持ち良かった。

<特選句>
    
                         DSCF4292.jpg

    落椿草の炎の上にあり       あやし
      
    茎太き花菜畑や相模湾       明
       
     来る蜂に強くなりたる花菜の香   梢
         
     春禽や朽葉の深き薬草園      ちひろ
       
     まつさきに海の光を桜の芽     梢
スポンサーサイト



                         
                                  

コメント