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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2017-12-10 (Sun) 23:40

都市10周年記念俳句大会の特選句の自句自解  ②

     わしづかみして夏帽子ふりつづけ     渡辺 純

            (特別選者 星野佐紀氏 特選)


 昔「第三の男」という映画があった。たちつくす男の前を女が一瞥もせず、
素知らぬ顔をして通り過ぎるラストシーンが素晴しかった。

 生きていれば誰もが何度かの別離を体験するものだが、それが生別にせよ
死別にせよ別れとの対応は年代によって違ってくる。人目を憚らず泣くことの
出来た時代はもうはるかな昔になった。昨今は人前で悲しみをぶちまけるなどという
勇気が無くなっている。

DSCF5666_20171210233028557.jpg

 
揚句は、常には情感を抑え、心を涸らして句を詠もうと心がけてはいるけれど、
時には思いきり泣けた時代に心を馳せ、羨み、今を焦りながらの句を詠んでみました。


    春霞追へば逃げると知りながら     打木 歩人

                  (特別選者 城中良氏 特選)
 

早朝散歩の実景。同時に携帯カメラで写真も撮っていたので、日時も場所も
ピンポイントで分かります。

2017年5月8日午前4字58分、つくば市上横場1861、地平線が見渡せる
お気に入りの場所です。
日の出直前の霞はまるで雲海のよう。
実際にその場所に行ったからとて霞に包まれるわけではない、
と頭でわかっているのだが、、、
帰宅後、なんか恋のようだな、とも思いましたが、

IMG_9469.jpg


この句は、当初意図したものではありません。
4月の中央句会は既に過ぎていたし、暦の上ではすでに夏。
どうしたものか、と思っていたのですが、今回十周年記念句会が
「四季雑詠」でしたので、こちらに出句させて頂いた次第です。


   山脈と空低くなり山法師     安達よつば
              
               (主宰 特選)


都市十周年記念俳句大会で、思いがけず主宰の特選を
戴き驚いています。喜びと戸惑いの中で表彰を受け、
特選を戴いた句は大切な記念となりました。

揚句は春に友人と、箱根に出掛けた時の句です。
バスで山道を登って行き、見上げていた山脈と空が、
高度が上るにつれ近づく実感を句にしました。
丁度山法師の花が満開で、可憐な白い花が旅の思い出に
なりました。

800px-Yamabousi_tubomieda.jpg


 海老名の初心者講座で、中西先生の御指導を受け四年が過ぎました。
勉強不足でまだ俳句の基礎も理解していませんが、
戴いたこの賞を励みに楽しみながら頑張って行きたいと
思います。
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最終更新日 : 2017-12-13

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