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遅くなってしまいましたが、12月の吟行記です。

2018/ 01/ 12
吟行
                 
       12月吟行記 (鎌倉)          吉川わる

 十二月の第一土曜日、都市の吟行が鎌倉で催された。
四月の吟行も鎌倉を歩いたが、今回は杉本寺、
田楽辻子(でんがくずし)のみち、報国寺、旧華頂宮
(かちょうのみや)邸を回った。
 
               DSCF2383.jpg

 
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 杉本寺へは鎌倉駅よりバスで向かう。程なく着いてしまうのだが、
歩くのもどうかという微妙な距離だ。参道の急な石段は鮮やかな
緑の苔に覆われており、迂回路を登っていくと茅葺きの本堂が現れる。
鎌倉最古の寺院で創建は天平に遡るという。本尊である十一面観音の
ご開帳は月二回で、残念ながらご尊顔を拝することは叶わなかった。
  
     茅葺の屋根銀色の冬日かな  吉川わる
 
                                                IMG_5129_20180112223035a10.jpg


 報国寺には川沿いの道を歩いて向かう。
バスでわずかな距離でも観光客は格段に少なくなるが、こんな細い道を
タクシーが入ってきて、お互いにいらっとしてしまう。
報国寺は竹林の寺として有名であるが、今が盛りの紅葉に目を奪われた。
まもなく仲冬となるのだから冬紅葉と言うべきか。

                   IMG_2923S 紅葉
    (撮影 わるさん)
 
 華頂宮は当主が三代に渡って夭折したため断絶した旧宮家である。
昭和四年に建てられたという洋館は市の所有だというが管理が
行き届いているとは言えず、公開されている庭園も方形に
区切られた芝生に広い余白があり、中央にぽつんと植えられた薔薇が
白い花をつけていた。
  
     水吐かぬライオンの口冬薔薇   吉川わる
 
 旧華頂宮邸の半ば忘れられた感じが報国寺と好対照で、
よい吟行コースであった。句会場へはバスで戻ることになっていたが、
一キロ余りということで歩いてみる。
途中、川で行き止まりになることが多く、また後半は狭いバス通りを
歩くことになるためあまりお勧めできないが、お利口そうなわんこに
会うことができた。

                   IMG_2890S.jpg
      (撮影 わるさん)
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