2月の吟行は、「目黒自然教育園」です!
2018年02月21日 公開
二月の都市吟行
甲光 あや
冷気と降雪の日から十日後、再び雪を見ましたが、
二月三日の都市吟行は、久々の都心でした。
やはり都心の人の流れは激しいものでした。
目黒駅集合の後、先頭歩く北杜青さんの上がる腕の指先を見ながら
「自然教育園」の入り口に着き、先生の訓示を頂きました。
「常識的観念ではなく発見をする事よく見直す事、そして種を拾うこと」
自然教育園の生い立ちは、豪族の館から始まり、
下屋敷、火薬庫、白金御料地と歴史を重ねた事は、
一般人の人々の立ち入る事が出来ず、豊かな自然が残され、
空から見ても広大な緑地となっています。

落葉樹はすっかり裸木となり常磐木ばかりの植物園かと思われる程の
冬ざれの中を二十四名は、三々五々と歩き始めました。
「可愛いわね」としゃがみ込んで見る節分草
指先の節分草に身をかがめ 奈津子

(あやさん撮影)
枯松葉が下の木々の全ての細い枝にまたがっているようにあり、
それは枝に下がった花のように見え、面白い景でした。
松の大樹が多くあると言う事です。
都心の中だけに様々な音が、入り乱れて聞こえる中を、
水生地帯、沼地へと歩きました。
音に慣れているのか浮寝鳥は、岩のように動かず浮かんでいました。
響き来る車列の音や浮寝とり ちひろ

(あやさん撮影)
曇り日でしたが、時折の日差しの中、かすかに春を感じました。
老松の春の鼓動を掌に移す 亘
句会場は園の中に在りましたが、時間が少なくなり、
私は六句の句を四〇分足らずで初めて作句し、
ともかくも出句しました。
園内にある美術館に思いを残して、「日脚伸ぶですね」と
言い合いながら、一七時過ぎに目黒駅へと帰途につきました。
甲光 あや
冷気と降雪の日から十日後、再び雪を見ましたが、
二月三日の都市吟行は、久々の都心でした。
やはり都心の人の流れは激しいものでした。
目黒駅集合の後、先頭歩く北杜青さんの上がる腕の指先を見ながら
「自然教育園」の入り口に着き、先生の訓示を頂きました。
「常識的観念ではなく発見をする事よく見直す事、そして種を拾うこと」
自然教育園の生い立ちは、豪族の館から始まり、
下屋敷、火薬庫、白金御料地と歴史を重ねた事は、
一般人の人々の立ち入る事が出来ず、豊かな自然が残され、
空から見ても広大な緑地となっています。

落葉樹はすっかり裸木となり常磐木ばかりの植物園かと思われる程の
冬ざれの中を二十四名は、三々五々と歩き始めました。
「可愛いわね」としゃがみ込んで見る節分草
指先の節分草に身をかがめ 奈津子

(あやさん撮影)
枯松葉が下の木々の全ての細い枝にまたがっているようにあり、
それは枝に下がった花のように見え、面白い景でした。
松の大樹が多くあると言う事です。
都心の中だけに様々な音が、入り乱れて聞こえる中を、
水生地帯、沼地へと歩きました。
音に慣れているのか浮寝鳥は、岩のように動かず浮かんでいました。
響き来る車列の音や浮寝とり ちひろ

(あやさん撮影)
曇り日でしたが、時折の日差しの中、かすかに春を感じました。
老松の春の鼓動を掌に移す 亘
句会場は園の中に在りましたが、時間が少なくなり、
私は六句の句を四〇分足らずで初めて作句し、
ともかくも出句しました。
園内にある美術館に思いを残して、「日脚伸ぶですね」と
言い合いながら、一七時過ぎに目黒駅へと帰途につきました。
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