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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。
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勉強会で、高屋窓秋の担当の遊妹さんが窓秋の1句を読み解きました。

Posted by レオフェイ on   0  0

          高屋窓秋の一句
                              島田遊妹
         
         ちるさくら海あをければ海にちる
 
 水原秋櫻子の「馬酔木」に発した新興俳句運動の中の先駆者の一人として
高屋窓秋はあげられる。それまでの俳句という枠組には収まらない新しい
表現法を試みた人である。「言葉が言葉を生み、文字が文字を呼ぶ」と自ら
百句自註の中に書いている。
 
明治四十三年に陸軍軍人を父として名古屋に生まれその後、東京の渋谷、
熊本と父の転勤に伴って移り住んだ。その熊本で中学もおわりの頃、
友人に誘われて「ホトトギス」派の句会へ出席したことが俳句への第一歩。
水原秋櫻子の第一著書「南風」とも出会い、「その後秋櫻子に師事するに至る
機縁となった」と本人が書いている。

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 さくらの花は、花の中の花、日本を代表する物と言えよう。画家も、歌人も
俳人も挙って描いたり詠んだりしている。咲いている時は勿論、散る様まで
数多く表現されているのはさくらぐらいではなかろうか。
この句で注目する点は、花びらを海に散らせたことだろう。
川の堤にあるさくらならば川の水に落ちるのだが。窓秋の頭の中で考えられた
情景であるし実体のないものではあるが、さくらにも意志があって海を選んで
散っているかのようにも受け取れる。海の青の中にさくらの花びらが散っていく様を
想像したら、なんとも美しい抽象画のような世界が見えてくる。

                     DSCF4082.jpg


 他の俳句を読んでもそう思えるのだが、窓秋は俳句で絵を描いているように
思えてならない。多少現実と違うものであったとしても、美しい絵が私には、
はっきりと見えてくる気がするのである。

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レオフェイ

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