心地良い、5月の吟行でした!写真も積さんの作品です。
2018年05月30日 公開
初夏の柿生の里散歩道(五月吟行記)
長谷川積
五月連休中の五日、参加者は少ないだろうなとの予測に反し三十四名の
いつもより多くの方が集まり嬉しい誤算。
先ずは集合の柿生駅からバスで吟行出発点まで移動、
主宰から「心に響いたものをしっかりと詠うこと」のお言葉を受け、
まさに今日立夏の晴天の中吟行のスタート。

気持の良い気候に遠足気分で先ず鎌倉時代に建立された麻生不動院へ。
一月二八日はダルマ市で賑わうと言う境内も今日はひっそり、
そんな中それぞれが散らばり感動を探す。
真っ赤な石楠花を左に見て裏道の細い登り坂を月読神社へ。
竹林に囲まれ地元に根付く鄙びた社、中でも境内の舞台の赤い欄干が
ひと際目立つ。その隣には今にも飛び立ちそうな楓花を付ける大樹、
なにか句になりそう。
庭々の手入れされた草花を目にしながら住宅街を抜け、
団地に沿って進み、里山へ入る。強い日差しから逃れ一息つきながら
今年竹が散見し羊歯の繁茂する森の小径を下って行く。
時節柄か蛇の脱皮にも遭遇、皆の鉛筆が動く。

里山を下りると現実の世界、
直ぐ脇を頻繁に通り過ぎる車に気を付けながら、
花を付けた百合の木が迎えるふれあいの丘へ。
長蛇の列となるも全員無事到着、三々五々昼食。
それぞれ感動を胸に秘めてのラストスパート、
柿生駅から電車で句会会場へ向う。
【特選句】
石仏は石となりたる花ぎぼし 直子
葉桜に糸ひく虫の風まかせ 岳童
日と影のひらひらゆれて若葉風 冬青
背伸ばし歩幅大きく夏に入る れい
今年竹勢ひしところ土濡るる 悠歩

身にうねり残し不動尊(ふどう)の青大将 恵未
長谷川積

五月連休中の五日、参加者は少ないだろうなとの予測に反し三十四名の
いつもより多くの方が集まり嬉しい誤算。
先ずは集合の柿生駅からバスで吟行出発点まで移動、
主宰から「心に響いたものをしっかりと詠うこと」のお言葉を受け、
まさに今日立夏の晴天の中吟行のスタート。

気持の良い気候に遠足気分で先ず鎌倉時代に建立された麻生不動院へ。
一月二八日はダルマ市で賑わうと言う境内も今日はひっそり、
そんな中それぞれが散らばり感動を探す。
真っ赤な石楠花を左に見て裏道の細い登り坂を月読神社へ。
竹林に囲まれ地元に根付く鄙びた社、中でも境内の舞台の赤い欄干が
ひと際目立つ。その隣には今にも飛び立ちそうな楓花を付ける大樹、
なにか句になりそう。
庭々の手入れされた草花を目にしながら住宅街を抜け、
団地に沿って進み、里山へ入る。強い日差しから逃れ一息つきながら
今年竹が散見し羊歯の繁茂する森の小径を下って行く。
時節柄か蛇の脱皮にも遭遇、皆の鉛筆が動く。

里山を下りると現実の世界、
直ぐ脇を頻繁に通り過ぎる車に気を付けながら、
花を付けた百合の木が迎えるふれあいの丘へ。
長蛇の列となるも全員無事到着、三々五々昼食。
それぞれ感動を胸に秘めてのラストスパート、
柿生駅から電車で句会会場へ向う。
【特選句】
石仏は石となりたる花ぎぼし 直子
葉桜に糸ひく虫の風まかせ 岳童
日と影のひらひらゆれて若葉風 冬青
背伸ばし歩幅大きく夏に入る れい
今年竹勢ひしところ土濡るる 悠歩

身にうねり残し不動尊(ふどう)の青大将 恵未
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