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「第三回海の俳句全国大会」のに参加しました!!

2018/ 08/ 24
                 
           復興いわき「海の俳句全国大会」へ
                          小林たまご

 
山国育ちの私は、海へのあこがれと畏敬の念を持っていた。

風紋の美しい白砂、多くの命を、飲み込んだいわきの海。
その「いわきの海」を見てみたいと、「復興いわき俳句全国大会」に
参加した。

                    灯台



いわき市の海岸線は全長六十キロにも及ぶ。その北部道山(どうざん)林(ばやし)は江戸時代に出来た
防潮林である。白砂青松の美観、この道山ばやしは、東日本大震災では、津波の力を弱める
減災の効果があったといわれている。
津波により失われた美観が元通りになるにはどのくらいの月日がかかるのだろう。
防潮林では植栽された小松が残された松に身を寄せ合っているようだった。

    老鶯や防潮林の松若し      小杉月夜

    白南風や防潮堤の松の笛    三森 梢

    炎天や海をさへぎる防潮堤    大木満里


すこし内陸に入った諏訪神社には、倒遺した大鳥居や、瓦礫となった
石造物は処分されるところだった。
大津波を後世に伝えるモニュメントにしようと、神社前に「渚の景色」が
作り上げられていた。

塩屋崎灯台は全国に十五基ある「登れる灯台」の一つ。その美しい姿も地震で
甚大な損壊を受けた。灯台に続く急な階段をフーフーと汗をかきながら登った。

    塩屋崎灯台下のかぼちゃかな      高木光香

    昆布持ち生物学者海の日や       小林たまご


                    先生



吟行を終えて海への畏敬の念はうすらいでいた。

今回は、中西主宰は当日句の選者でした。
「都市」からは二十一名が参加した。
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