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参加してみました!

2018/ 10/ 02
                 
      俳人協会の「第五十七回全国俳句大会」に参加して   
                         永井詩


中西主宰がジュニアの部の講評をなさるということで、
何人かで有楽町で待ち合わせ、大会に出席した。
会場へ向かうとなんと大勢の方が、受付に列をなしていてまずびっくり。
会場も人で埋まっていたので、盛況ぶりに驚く。

いただいた選句集をパラパラめくると井出あやしさんの名がある。
     畑焼きて焦げし自転車あらはるる
あやしさんらしい、なにやらおかし気な句である。(御目出とうございます!!)

                   haikutaikai


大串会長がご病気で今瀬副会長のご挨拶でいよいよ開会。
次々と選句なさった先生方の講評が続く。
長時間なので壇上の先生方の疲労が気になる。
選句された句は、さすが、一万三千三百六句の中から、選ばれた句である。
句柄が大きく、格調高く、共感力が高いと思った。
読んでいて気分が良くなる句が多い気がする。
そして作者の心が出ていると思う。
これに比べて、私の場合句材が小さすぎるなあと反省。これでは共感力がないと。

大会賞では、
    春闘に挙げたる拳老いにけり   (新実欽哉)
    
    砲丸のどすんと日脚伸びにけり  (樫本聖游子)


秀逸句では
    農具市機械につよき嫁つれて   (中川正男)

    物語まだ始まらぬ巣箱かな    (石澤青珠)

が特に心に残った。
大会賞受賞者の中には、大正十五年生まれの九十一歳の方も。すごい!+
    入学の子に先生の大きな手    (河内きよし)  

大会賞の
                   犬
    
    古毛布もらう老犬クリスマス     (内山花葉)
の句で、このところ句会に欠席の、葉子さんに、我が家の犬のレオに古毛布を頂き、
愛用したことを思い出した。

嬉しいことに当日句にちひろさんとひなこさんが入選した。
 太田土男 選
    水音の語るがごとし萩の花      (鈴木ちひろ)
 
太田土男、横澤放川 選
         touka_201810021322156b6.jpg
    秋ともし文字に躓く羽虫かな(平沢ひなこ)

来年は是非、出句して、何とか予選通過を目指したいものである。
(予選通過は、全体の11,3%)
   
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