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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2009-05-30 (Sat) 07:51

ハードボイルドはお好き?      川手人魚

薫風様
 お手紙ありがとう。ふむふむと面白く
読ませていただきました。

存在と時間とジンと晩夏光  角川春樹
薫風さんがこの句に惹かれるの、私よくわかります。
薫風さんってハードボイルド好みでしょう?

私もこの句の感じは好きです。
ぱっとイメージが浮かびますよね。

存在と時間か、文学と言うよりむしろ哲学的。
ニーチェとかハイデッカーとか、例えば
そんな哲学書を読み耽る。

煙草の紫煙渦巻くけだるい晩夏光の部屋。

無色透明なジンに酔いながらも、頭の一点は冴え、
存在と時間について思考をめぐらしている己がいる,,,,。

自己陶酔にくれる男の世界が描かれていると
思いました。

1960年代あたりの香りで、晩夏光という
ややウェツトな季語と相俟って、まさしく
日本のハードボイルド俳句ですね。

作者が角川春樹氏だと知るとますます頷けます。

人生までもエンターティメントな氏の
「角川春樹句会手帳」ぜひとも読みたいです。

さてハードボイルドと言って私が思い出すのが、
むかしむかし、当時のボーイフレンドが
「これ面白いよ」と言って手渡された本が
ありました。

セバスチァン・ジャプリゾの「さらば友よ」
(ハヤカワミステリ)です。

これは、若き頃のアランドロンとチャールス
ブロンソンが出演した同名の映画がありますよね。

本の方は映画とは違い、もっともっと硬質で透明で
知的でアンニュイでカッコ良いです。

男性の本質のようなものがキラッと描かれていると
思いました。

この本で私がもった印象が、ナルシストの本質は
男なのだという事と、男同士の友情って、
つきつめて行くと精神的なホモ関係に
なって行くという事です。

読後、ボーイフレンドにその事を告げると、
「これをハードボイルド小説として読まれるとは
思わなかった・・・・。」と言われました。

薫風さんならどう思うかしら?
ぜひとも感想をお聞きしたいです。

お手紙→角川春樹氏の俳句→ハードボイルドと
イメージがめぐって行き、思いもかけず
30年前に読んだ本が蘇ったりしてとても楽しかったです。
またお手紙下さい。

                       人魚
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最終更新日 : -0001-11-30

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