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凜さん、新年会ではお会いできなくて、残念でした!!

2019/ 03/ 22
                 
              都市の1句 (38)              木村 風子


           面取れば少女に戻る若葉風     鈴木凜


                  葉

私たちの世代では女子が剣道をするということは考えられなかった。
テレビの時代劇から得たあやふやな知識だが、奥方や侍女が
賊と戦う武器は刀ではなく薙刀だったようだ。

戦後男女平等になり、さらに平成20年から中学校保健体育で男女とも
武道・ダンスが必修となった。そこで多くの学校で男女生徒に剣道を
教えるようになった。剣道は柔道についで多くの生徒が学ぶ武道だそうだ。

剣道をかじった事のある男性諸氏に聞くと、重い防具(面、小手、胴、垂)を
付けて竹刀を振り回すのはとても暑いらしい。ちょっと気を抜くと竹刀で
パッシとやられる、痛くはないが大きな音がしてヤラレタと思うらしい。

防具をつけて竹刀を構えている生徒をみても、男子か女子か判別できない。
鈴木凜さんの俳句には、面をはずした瞬間の少女が見事に描写されている。

                       h葉

ところで私は平成29年4月広報まちだで知った「歩み句会」に入会し、
凜さんの俳句と出会った。「歩み句会」は先生方から俳句の基本や
会員持ち寄りの俳句ひとつひとつに丁寧なご指導を頂き、
会員も鑑賞や感想などを和気あいあいと語りあう。

凜さんは俳句だけの参加だが存在感がとても大きく、ご主人はじめ周りの方々への
深い愛情や感謝を込めた俳句にはいつも心温まる。
そして今年の初句会には、念願がかない凜さんご本人と初めて
お会いすることができた。それぞれに自己紹介するのも束の間、
ずっと以前からの句友として大いに話が弾んだ。

凜さん、これからも素敵な俳句をたくさん作ってください。
                                
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