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今年も全国俳句大会に参加しました。

2019/ 09/ 27
                 
   第58回 全国俳句大会 令和元年9月10日

             大木満里

 
 台風一過。とはいえ甚大なる被害を残し、あげくは酷暑の再来!!
息も絶え絶えに、エレガントな銀座の街をフラフラと歩く。
どこか、お洒落な異国の街のようにも思え、
せめて背筋だけでも伸ばさんとするが、雑踏の中では
キョロキョロとただ彷徨うばかりである。
 
それでも、十数名の「都市」の皆さんが、東京は、有楽町の
朝日ホールに馳せ参上しておりました。 
 
愛犬の散歩のため遅刻しそうになり、急ぐあまりに、
サンダルをそのまま履いてきてしまって、“シマッタ!”という
表情をされた方もいらっしゃつたが、なんのなんの。
この秋流行のサンダルかと思えたのは、さすがお洒落が
身についてる。

                                靴

 
会場は、満席になるほどの大勢の来場者であるが、樋口冬青さんが
受付の仕事をてきぱきと務めていられるのが、目に入る。
一般の部は、約1万5千句の応募があったそうである。
大会賞6名、秀逸賞10名の方々の表彰のあと、
選者の先生方の講評があった。

中西先生はジュニアの部(約2万4千句の応募)の講評を
されたが、いつもながらの凛としつつも、説得力のある話しぶりに
聞き入ってしまった。

大会終了後、中西先生を囲み、懇親会を開く。
和気藹々の会の後、電車の中での雑談で、先生がふと洩らされた
「句を作ることは、自分との闘い」
その一言に、本当に心が引き締まる思いだった。心したい。

  大会の結果

○入選(村上喜代子選)
  
    白髪の律儀に伸びて春行けり       菅野れい
  
                          pinnku.jpg
                   

  予選通過
  
    磨滅せる顔ほのぼのと風光る       金野露山 
   
    二階より人降りて来る西瓜かな      鈴木草心
  
    妣の指ぬきふるさとは雪の中       林  稚


○当日句入選
  
    破顔なる月の机の写真かな        永井 詩
  
    除染せし大地に根付き青葡萄       大矢知順子
  
    連れ立つて少年達の初浴衣        樋口冬青
  
    秋暑し山の背に雲乱れ立ち         甲光あや

 

来年は、4月15日投句締切、9月15日(火)に実施とのこと。
奮って、ご参加を!!‘
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