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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

Top Page › 未分類 › 10月の吟行記です。
2019-11-04 (Mon) 21:46

10月の吟行記です。

    10月ぼうさいの丘公園吟行    坂本遊美

ぼうさいの丘公園は初めてだった。
本厚木駅からバスで農大前の終点で降りる。
眼下に里山の家や畑が秋の日差しに輝いている。
その奥に連山があり大山の樹々がはっきり見える。
見晴らしのいい高台は、気持ちがいい。

先生の「今日は、子供や若い人を観察して作りましょう」
「6句出し。10句以上作る事」の目標を胸に歩き出した。
6月の等々力渓谷吟行では、「切れ端でもいいから材料を
沢山集めましょう」が、今日は10句以上となっている。
心が動いたものは、その場で句にする様にしよう。

「野鳥の池」に鳥の姿はないが、自然の儘の池と湿地の草原に
趣があり、その周りの森林や畑道も鄙びていて句材は豊富だ。
「子供広場」では子供達が様々遊んでいるが、類想句に注意だ。

吟行当番の「農大は守衛さんに挨拶すれば入れます。
馬柵があります」の言葉に、馬場を目指す。馬場は校舎の外れの
林の中にあり馬が三頭いた。暫く見ていると、女学生が一頭の馬を
ホースの水とブラシで洗い始めた。
思わぬ光景に、全神経が惹きつけられる。
集中して夢中で浮かんでくる言葉を句帳に書きつける。

句会が終わって。始発のバスに乗って発車を待っていた。                
火ともし頃の眼下の家の灯りは、温かく人を待っているようだ。
山は屛風のごとく暗い影絵となっている
まだ蒼さを残した空は茜色と黒雲が刻々と変わっていく。
イベント係がさっき迄一泊吟行の話をしていたのに、
今は新年会の相談をしている。
秋の夕暮に、和やかな「都市」の仲間と居る幸せを感じていた。

   当日の中西夕紀先生の四句

                               空


     連山の奥嶺隠さず雲の秋

     耳元の翅音払へり水の秋

     蒲の穂や彼の世より出で鯉泳ぐ 
  
                 赤とんぼ
 

     柔らかにでんぐり返る子に蜻蛉
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最終更新日 : 2019-11-04

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