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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2019-11-23 (Sat) 22:47

2日目は災害のため、予定が変わりましたが、、、、

       都市一泊吟行(二日目)         森有也
 
 

 吟行二日目。目の前の海岸が白々と明けてくると、
停泊の貨物船や四本マストの練習船などが水平線に次々と
浮かび上がって来た。5時半ともなると、7,8人だろうか
仲間の姿が突堤の先に認められる。

                岩だな



一方、ある人は朝風呂に、ある人はメーキャップに余念なく、
ある人は寝乱れた布団に惰眠を貪り、またある人は広い研修用畳部屋の
片隅で、うんうん唸りながら俳句の推敲。一堂に会して朝食の間も
おしゃべりしつつ、頭の中は今日の出句を推敲してはち切れそう。
 
午前9時より句会。結婚式場にも使われている大会議室は
豪華なシャンデリアの列。しかし荘厳な部屋の暗さが老人の眼には辛い。
集めた一人6句の出句を各自5句選句・披講してコメントを述べる。
最後に主宰の選。選ばれた作者は晴れ晴れと名乗りを挙げる。
 
 主宰句
               鷹飛んで水平線を低くせり           夕紀
 
 特選句
               磯波のぶつかり合うて鳥渡る            梢

               海霧や山の物など打ち寄せて            冬青

               穭田に渡りの途次か逸れ鳥            岳童

               秋風の生きよとばかり撫でくれし         恵夢

               山に翳現れて穭の輝けり             夏斗
 
                       芒芒


 主宰より

(1)季語の本意をよく理解して、句の内容と離して作句すること
(2)(俳句に時間を詠むことの難しさ、それを十分勘案して作句すること
(3)吟行の句は、参加していない人に理解されてこそ一句として
成り立つなどの話があった。
 
昼食は一気に緊張がほぐれて笑いこぼしつつ、カレーライスの汁飛ばしつつ、
ごはんは半分などと言いつつお替わりをする人も。
そのあとは、膨れた腹を揺すりつつ旧海軍史跡、赤山地下濠の見学。
黄色ヘルメットを山高帽のごとく被り、水滴落ちる暗い地下壕を回る。
今更ながら、一刻も長居したくない地下壕の陰惨・陰鬱さに太平洋戦争の悲惨を思う。
 
明るい秋天と沖合遥かに光満ちた夕日桟橋、日本最長の観光桟橋を
延々歩きまた帰って来る潮風の中。道の駅では、土地の野菜・果物・
魚介など数多。惣菜を見れば主婦の本能たちまち沸き起こり、
俳人の心かなぐり捨て、柿だ芋だ野菜だピーナッツだと買い集め
帰りのバスへ。天気にも恵まれ、綿密な計画通りにいやそれ以上に
快適に早く帰宅できた。
計画から下見、当日のお世話ときめ細やかにお世話くださった
「イベント部」の皆様に心から感謝申し上げます。(終わり)
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最終更新日 : 2019-11-23

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