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2日目は災害のため、予定が変わりましたが、、、、

       都市一泊吟行(二日目)         森有也
 
 

 吟行二日目。目の前の海岸が白々と明けてくると、
停泊の貨物船や四本マストの練習船などが水平線に次々と
浮かび上がって来た。5時半ともなると、7,8人だろうか
仲間の姿が突堤の先に認められる。

                岩だな



一方、ある人は朝風呂に、ある人はメーキャップに余念なく、
ある人は寝乱れた布団に惰眠を貪り、またある人は広い研修用畳部屋の
片隅で、うんうん唸りながら俳句の推敲。一堂に会して朝食の間も
おしゃべりしつつ、頭の中は今日の出句を推敲してはち切れそう。
 
午前9時より句会。結婚式場にも使われている大会議室は
豪華なシャンデリアの列。しかし荘厳な部屋の暗さが老人の眼には辛い。
集めた一人6句の出句を各自5句選句・披講してコメントを述べる。
最後に主宰の選。選ばれた作者は晴れ晴れと名乗りを挙げる。
 
 主宰句
               鷹飛んで水平線を低くせり           夕紀
 
 特選句
               磯波のぶつかり合うて鳥渡る            梢

               海霧や山の物など打ち寄せて            冬青

               穭田に渡りの途次か逸れ鳥            岳童

               秋風の生きよとばかり撫でくれし         恵夢

               山に翳現れて穭の輝けり             夏斗
 
                       芒芒


 主宰より

(1)季語の本意をよく理解して、句の内容と離して作句すること
(2)(俳句に時間を詠むことの難しさ、それを十分勘案して作句すること
(3)吟行の句は、参加していない人に理解されてこそ一句として
成り立つなどの話があった。
 
昼食は一気に緊張がほぐれて笑いこぼしつつ、カレーライスの汁飛ばしつつ、
ごはんは半分などと言いつつお替わりをする人も。
そのあとは、膨れた腹を揺すりつつ旧海軍史跡、赤山地下濠の見学。
黄色ヘルメットを山高帽のごとく被り、水滴落ちる暗い地下壕を回る。
今更ながら、一刻も長居したくない地下壕の陰惨・陰鬱さに太平洋戦争の悲惨を思う。
 
明るい秋天と沖合遥かに光満ちた夕日桟橋、日本最長の観光桟橋を
延々歩きまた帰って来る潮風の中。道の駅では、土地の野菜・果物・
魚介など数多。惣菜を見れば主婦の本能たちまち沸き起こり、
俳人の心かなぐり捨て、柿だ芋だ野菜だピーナッツだと買い集め
帰りのバスへ。天気にも恵まれ、綿密な計画通りにいやそれ以上に
快適に早く帰宅できた。
計画から下見、当日のお世話ときめ細やかにお世話くださった
「イベント部」の皆様に心から感謝申し上げます。(終わり)
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