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編集部の男性による、青さんの第1句集「恭」への感想です。   まずは、あやしさんです。

         『恭』より一句         井手あやし

              秋濤に舳の跳ねて帰港せり


                        ふね2


句集『恭』の秋の章にあるが第一回朝涼賞受賞作品の二十句中
十九句目の作品でもある。この受賞作品を句誌『都市』で初めて目にした時、
一句目から引きずり込まれた。
隙のない写生句が続き、譬えれば将棋で徐々に寄せられ途中の手(句)
“夜半の秋自転車の影人乗せて”あたりで負けを悟るが、諦め悪く指し続けるも
掲句でパチリ「これでどうだ」、「参りました」と最終句を待たず
投了したような気分だった。

その後この受賞作品を折に触れて読みたくて『都市』の当該頁を
写真に撮ってスマートフォンに保存していたが、半年後位に雑談の席で
先生にこの事を話すと「皆が青さんのような句になったら困る」と
言われたので削除した。「青さんの真似など私のレベルではできるわけがない」
と思いながら。

                            本


句集には受賞作二十句中十一句程収められているようだ。
こうして句集に収められてみると群作の一句一句が独立していたことが
よくわかる。何度読んでも飽きの来ない句のひとつだ。
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