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現代俳句勉強会の「虚子」の最終回として、小諸の虚子庵に行ってきました

2010/ 06/ 06
                 
      小諸日記
               永井 詩


「現代俳句勉強会(現、近代俳句の流れを学ぶ勉強会)」の
虚子の回の終了記念ということで小諸へ行くことになった。

総勢11人で7:52分に東京駅を出発。
そして小諸到着!七海さんの案内で「虚子記念館」に
向かう。

             蔵


明さんの調べによると町並みに期待ができそうだ。

「山吹味噌」のお宅の覗き見をしていたら、「どうぞ」
と庭先を拝見させてくださった。
1674年創業。お庭に大豆の匂いがする。
皆さん、お店で色々買い込む。
     
北国街道沿いのお店は屋号が、かかり趣がある。

途中に私の子供時代にあったような荒物屋を発見!
今でもあるのかというアルミの洗濯ピンチ、
背負籠の肩紐や亀の子たわしやはたきなどなど。

          荒物や

光香さんが、たわしを買って人のいい老店主に色々伺う。
街道沿いの家は江戸時代に大名行列を眺めないようにと
お達しがあり、2階が随分低い造りになっているらしい。

散々、寄り道をしていよいよ虚子庵へ。
虚子はここ小諸には、昭和19年から足掛け4年間、
疎開していた。
旧宅は今より東側にあったものを移動。

         子規庵

記念館で見た虚子の字はなんとソフトなことよ。
2ヶ月前に申し込むと旧宅でも記念館でも句会ができるそうだ。

俳人気分になった我々は「虚子の散歩道」へと言いたいが、
俳句より食事と、出発の前に昼食を予約。
恐ろしいことに「美人達が行きます」と佐紀さん!
なんと、どの顔してお店に入るのだ!!

いよいよ虚子の散歩道へ。
ゆるい坂道を行くと馬頭観音がある。今は家が建て込んでいるが、
当時は浅間山が正面に見え、なかなかの景色だったと
思われる。

 笠石の句碑

          傘石


  秋晴れの浅間仰ぎて主客あり    虚子

北国街道へ戻り予約した蕎麦屋さんへ向かう。

           便器

籠屋や、有田焼(?)のトイレをずらりと並べ
花を植え込んだ古道具屋や紙屋と興味深いお店がずらり。

予約した蕎麦屋はなかなかのお店で蕎麦も豆腐の味噌漬けに
大満足!

ビールですっかりできあがった面々は8月の「日盛り句会」に
行きましょうと盛り上がり帰り道で早速、宿も予約。

そして懐古園に向かう。
私は40年前に来たことがあったが、城址から、蛇行した
千曲川が見え感動したような気がしたが、中洲が茂り
堰ができ、景色が全くちがっているような気がするが
思い違いだろうか。


       躑躅

 ここでも
 
  紅梅や旅人我になつかしき    虚子

の句碑があった。

懐古園で私が嬉しかったのは、幻の「川上犬」の桜ちゃんに
会えたことだ。日本犬にしてはとても友好的なわんちゃんだった。

           kawakamichibi.jpg


後で、動物園に飼われているとわかったが、もう婿殿が
決まっているとか。子犬は生まれると保存会から飼い主の元に
いくらしい。

盛りだくさんの日帰り旅行だったが幹事さんたちのお陰で
本当にいい日を過ごせた。感謝感謝!

次回の小諸では雷電や信玄ゆかりの地も訪ねたい。

帰りの新幹線では句作りの人、喋り捲る人、爆睡する人、、、

そして疲れも癒された我々は、東京では打ち上げと
なりましたとさ。
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