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稚さんが、新同人の斐霞さんの紹介です。

2021/ 04/ 27
                 
         都市の1句(54)    林 稚

      花蕎麦の風の寄せ来る白さかな   丸山斐霞
 

 
             そば畑
        
 斐霞さんと私は同郷です。(私の生まれは東京なのですが、
幼い頃から「信州」と縁があり嫁いだ先も「諏訪」でした。
なので私の故郷も「諏訪」なのです。)

 この句は蕎麦の白い花が一面風にそよいでいる光景で、
故郷を鮮明に思い起こしてくれます。広い真っ白な蕎麦畑、
そして蕎麦のあの歯触りも。蕎麦の花一本は美しい花ではありません。
でも、蕎麦畑一面の蕎麦の花の揺らぎが美しさを呼び起こすのです。

                       蕎麦


 勿論、心惹かれる句はまだいっぱいあって、どの句も大胆で繊細です。
さらりと読んでいるのですが「そうか、こう読めばよいのか」と
教えてもらえる句ばかりです。でも、私はこの、蕎麦の句が好きです。
 
 斐霞さんはダンディーな気遣いのある素敵な紳士です。
ユーモアもあり、知識も豊富です。気さくな人で、ざぼんでも率先して
きびきびと動いています。でも、実はものすごく偉い方で、
神奈川県シニアソフトボールの理事長さんなのです。
そんなことを全然感じさせないのも斐霞さんの人柄なのだと思います。
斐霞さんがざぼんに現れたのは最近なのです。
(「都市」との関わりは結構古くからあるようですが)なので私は、
ざぼんで月一回顔を合わせ、二言三言言葉を交わす程度です。

 そしてこれも月一回のパソコン句会があります。
「取らなかった句」の批評を書いてくれます。斐霞さんの博学が
大いに発揮されます。この批評はとても勉強になります。
 
 大きな組織を束ね、俳句を作る斐霞さん。
どんどん器も大きくなっていくのでしょう。そんな斐霞さんを見て、
私も「よし、頑張ろう」と(すぐへこたれるのですが)思います。
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