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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

Top Page › 吟行 › 緑の美しい生田緑地への吟行です。
2021-06-13 (Sun) 15:52

緑の美しい生田緑地への吟行です。


          6月吟行 生田緑地吟行記        大木満里

はや、六月。
今回は川崎市にある生田緑地。久方ぶりの吟行句会である。
向ヶ丘遊園駅集合。参加者二十五名。
当日の朝は、走り梅雨ともいえる曇り空。前日の雨も上がり、皆和気あいあいである。
と、いいたいところであるが、マスク故、雰囲気から察するばかりである。
出句は七句。朝の挨拶で、中西先生は、とにかく見たものをメモし、
三倍の句をまず作句することが大切と、写生の要点を語られた。

                               ヤマボウシ



駅より徒歩十分程で到着すると、まず菖蒲園。今が盛りである。
いつの間にか、紐がほどけるがごとく、皆、様々な場所に散っている。
   
   密雲のこぼれ日ありぬあやめ草        森 有也

菖蒲池の階段を上ると、芝のひろがる中央広場。泰山木の花が香り、D51の客車が二台。
子供たちもいきいきと走り回っている。時間がたつにつれ、青空も見えてきているが、風が涼しい。   
  
   風とくる水鉄砲の流れ弾             髙橋 亘

広い敷地の奥は深い森や遊歩道があり、民家園、岡本太郎美術館等、
様々な興味をそそる施設が点在。民家園には蕎麦処があり、よき匂いに思わず足が向くが、
時間の都合で残念ながら次回に。
  
   設ひの簀戸に整ふ光かな             岩原真咲
  
   胸突きの坂の半ばや山法師            菅野れい
  
   鋸草岡本太郎の挑む顔              加瀬みづき

                    太陽

  
   木洩れ日のゆらめく中を夏の蝶          鈴木ちひろ   


 (掲載句は、当日の中西先生選特選句)

中西先生は、句会のまとめで、特選句は丁寧に描写され、堂々とできている、
また、それぞれの吟行句にも個性が出てきて、内容にも多彩さが出てきているのは
喜ばしい、と講評された。成程と思うばかりである。

それにつけても、はやく、コロナ禍を抜け出し、かっての吟行句会に戻りたい、
と思うのは私だけではないだろう。
いつもながら、当番の皆さんの細心の心遣いには、感謝するばかりである。

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最終更新日 : 2021-06-13

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