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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2021-11-04 (Thu) 14:05

晴天の中の吟行でした。

十月生田緑地吟行    小林 風

 昨日まで 嵐圏内にあった川崎も10月2日(土)は曇一つない
秋天の朝を迎えた。
 
九月末まではコロナ警報の 中での句会であったのが突如 警報
がとれたばかりで この日の顔は皆明るかった。参加者は夕紀先生
まじえて二十二名である。向ヶ丘遊園駅前で先生から吟行に関する話
が簡単に話された。生田緑地は幾たびも吟行に来ているのでバスで
直接行く人も多かった。
 
徒歩グループは 昨夜の台風の川を覗き込んで吟行が始まった。
 
 特選 秋蝶の洗ひ晒しの草滑る  (満里)
先生からも大降りの雨あがりの様子がよく出ていると句会で特選をとった。
 
街の中を歩くとガレージセールの店に出会い 店主との会話も
はずんでいた。
    
    バッタ屋にがらくた積んで秋暑し  (真咲)
この日の天気からも言って説得力がある。
  
  生田緑地東口門から右手の道を登って枡形山へ行くコースが
ある。ここは源 頼朝の重臣 稲毛三郎が築いた枡形城の跡地として
保存されている。

kamakiri.jpg


 特選 肢細く細く蟷螂葉を渡り  (青)
細くの繰り返しでじっと観察している様子が見えてくる。
 
 山頂は平地で枡の様なことから名付けられた。展望台からは
富士山、スカイツリー、横浜みなとみらい方面まで見ることができる。
先生の句で景色の描写が出てきた。
   
     爽やかや富士を指したる人の手も  (夕紀)

飯桐の実の深谷や古戦場      (夕紀)


他にも楽しそうな句
   
 秋晴や武蔵野平野一望に   (遊美)

栃の実の大福昼の飯とせん  (風林)

枯れし幹きのこ鱗となりにけり (佐紀)

 
 美術館の方へ降りてくる林の風景は、深くなる。

 
杉林

特選 手を藍に染めて藍染水の秋   (遊美)

特選 草の露消えかけてなほ光りたる (冬青)

特選 切株に秋日烟れる山路かな   (青)

  山道に差し込む日を静けさのなかで感じている。
そんな中で、であった趣味の藍染工房など秋の散策を心地よく 味
わっている。恵まれた吟行日和であった。

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最終更新日 : 2021-11-07

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