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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

関山さんによる、主宰の俳句の(都市6月号)鑑賞です!

「都市」令和四年六月 中西夕紀句鑑賞  関山恵一
  
    春寒し白身魚の金沢に
 

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金沢は魚が豊富で美味しい。寿司をはじめとして魚料理の店が沢山ある。
白身魚では何といってもアラであろう。金沢城と歴史豊かな金沢を散策した後の
お酒と肴、至福の時。筆者は煮て良し焼いて吉、刺身でなお良し、のノドグロがおすすめです。

    花筏乗りて浄土へいく虫か
 

散った桜の花が水面を重なって流れるさまを「花筏」とした俳人の表現は見事である。
水面を流れてゆく花筏のひとつに小さな虫が乗っている。「浄土へ行く」はけだし名言である。
作者も出来れば乗って浄土に行きたい願望があるのでしょう。

    脳内をももいろにして春の夢

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 「脳内をももいろにする夢」とはどんな夢であろう。このひと言に読者の想像が
大きく広がってゆきます。「ももいろ」ですから楽しい、艶やかな、夢を想像します。
シューベルトの「春の夢」の歌詞に「二人の心・二人の口付・至福の時」があります。
元カレとの再会とワインとイタリアンの食事?もしかしたらやさしい口付も?

    つばくろやいざ鎌倉へ切通し
 
古道を歩くと歴史に降れているような感覚になる。
鎌倉はには「七切通し」と言われて七つの切通しがある。
「いざ鎌倉へ」の語源は鎌倉時代に、何かの異変があったときに
すぐに鎌倉に駆けつけることが出来るよう、鎌倉への交通網の整備したことによる。
切通しの中を飛び交う燕を見て、「いざ鎌倉へ」と詠んだ作者の表現が豊かで面白い。

吾にまだ老いの未来や櫟の芽
 
夕紀先生に「老い」と言う言葉はまったく似合わない。人生百の時代にあって、
作者はまだまだ現役真っ盛り。作者が抱いている「老いの未来」はずっとずっと先のこと。

未来

                       




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