fc2ブログ

俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

Aグループは久しぶりの、都心吟行でした。

      清澄庭園周辺吟行 (Aグループ)  秋澤夏斗 

 10月1日、A班の吟行地は清澄庭園周辺。久しぶりの都区内での吟行となった。主宰を
はじめ20名が参加。「しっかりものを見て句を作りましょう」と主宰の挨拶のあった後は、
自由行動。 

                                                   橋
                 

 私は、初めに清洲橋の周辺を吟行することにした。清洲橋は昭和3年に
竣工されたアンカレイジのない橋長186mの自碇式鋼吊橋。
ケーブルにはチェーンが使用されている。その優雅な姿に圧倒されたが句はできない。    
 
 気を取り直して清澄庭園へ。清澄庭園は下総関宿藩主久世氏の下屋敷を、
明治になって三菱財閥の岩崎氏が3代にわたって改築した回遊式林泉庭園である。
昭和7年に開園され、火災の多い深川の避難所として大活躍したと聞く。
 
 見所は、つつじ山、松の生い茂る中の島、数奇屋造りの涼亭、飛石の磯渡し、
芭蕉の「古池や」の句碑など。各地から取り寄せた奇岩、翠色の池の亀など句材は沢山。
句材を探して私は翠池を3周した。  

松

       
 
      色変へぬ松幾重にも中の島   真咲
 
     すつぽんの円らな寄り目秋の昼 燐
 
     
すっぽん


入口の引戸四枚菊の鉢     梢
 
     とび石のひいふうみいよ秋の蝶 良

 
     

萩
小さき蝶花弁と化せよ萩の花  真咲    
 
     名石と知らず坐りて空高し   夕紀  
 
 
  akaishi.jpg


庭園で食事をした後、句会場の芭蕉庵へと向かう。行く途中にビル建ての錣山、
高田川の相撲部屋があり、小名木川に大きな水門とブレースドリブアーチの萬年橋がかかる。
これらも句材になる。              
  
       鶏頭や六階建の相撲部屋    夏斗
  
     水門にかろき渦ある木槿かな  青
  
     人影の色を伸ばして秋澄めり  夕紀

 
 午後1時から5時まで芭蕉庵で句会を行った。
主宰の感想は「同じ句が少なかった。みんな違う切り口で詠んだのが良かった」。
充実した一日であった。
スポンサーサイト



Last Modified :

Comments







非公開コメント