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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

10月号も山中さんが、丁寧に読み込んでくださいました。

     22年10月号を読んで         山中多美子

 さて、都市10月号では皆さんの文章をいろいろ
読んで、文末はどのように終わると良いのか、
など勉強させて頂きました。今号はそういう観点から
皆さんの文章を勉強させていただきました。私はぼーと
終ることが多いので反省しました。

 今号の扉の〈夕紀の今月の一句〉の夕紀さんの
鑑賞は目から鱗でした。
 翁以後脇見の雁を見ずなりし     藤田湘子
この作品の鑑賞を拝読し、脇見の意味が分かりました。
永田耕衣の作品の 天心にして脇見せり は
俳人の誰もが、評価されるのですが、私にはさっぱり
意味が分かりませんでした。脇見とはよそ見することだと知り
衝撃をうけました。長年疑問に思っていたことが解けて
アッという驚きとともに、俳句の面白さとはこんなところにも
あるのかという思いです。

 夕紀さんの作品「峰雲」の中で好きな作品は
 
    源流を守る山棟蛇岩に垂る
    手の取れしアルミ鍋なり目高飼ふ
     メダカ


海までの目抜き通りや西瓜売
    天ぷらの野のもの青し盆の家

 俳句の灯の「艶っぽい句」では、最高に艶っぽい句を
 ピックアップしてありますね。鑑賞から推察しますところ、必ずしも
 女性的な人というより、男性的できっぱりとした人のほうが
 情念を詠い上げられるのかと思いました。

  現代俳句勉強会では、鈴木六林男の俳句を鑑賞されてをり
 私には余り馴染のない俳人でしたので、とても新鮮でした。
 強烈な個性に惹きつけられました。どの作品も作り事ではなく
 真剣勝負の怖さがありました。森夕也氏や岩咲真咲氏や  
 大木満里氏や砂金明氏のベテラン勢の中で、比較的新しい
 鈴木ちひろ氏が頑張ってみえると感心しました。
 
  八月巻頭作家の作品では 
      ただ一つ蛍あそこに見えますよ       永井詩  
      吾より若き父母に逢ひたる午眠かな    外山糖子
  朱雀集
     まくなぎをはらうて湖の夕あかり     城中 良
  白樫集
     毎日が休日なれど豆の飯         安藤風林
  青桐集
     山影の海へ落ち込み烏賊釣火      秋澤夏斗
     冒険は足の裏より水遊び         吉川わる
  都市集
     修司忌や母に渡せる青き石        加瀬みづき
     自転車を橋に預けて夕蛍          三森梢
     海月浮く寡黙な祖父に手を引かれ    本多燐
     
海月


ペタル踏む我も立夏の風となり      角田球
     胡瓜もむ採りそこないのこの一本     葉月しをん
     正論を言ふ子に荒く新茶入れ       林 稚
     碑の一行覆ふ蜥蜴かな          平澤ひなこ    

 
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