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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

関山さんによる、主宰の俳句の(都市10月号)鑑賞です!

         「都市」令和四年十月号 中西夕紀句鑑賞       関山恵一
  
   源流を守る山棟蛇岩に垂る
 
 蛇を恐れぬ作者、もしかしたら蛇が好きなのかも。源流に近い川に沿って散策していた作者が
ふと見ると一匹の山棟蛇が岩に乗ってその尾を垂れている。いかにも源流を守っているように
じっと動かず川面に目をやっている。

                                                          蛇


   声大きふたりとなりぬ竹煮草
  
 誰でも年を取ってくると耳が悪くなり、自然に声が大きくなる。
夫婦二人もお互いに大きな声で会話をしている。竹煮草は日当たりの良い荒れ地に生え高さは
一メートルほどになる。果実は莢状態に垂れて、風に揺れると音を立てることから「ささやき草」とも呼ばれる。
大きな声に対して竹煮る草(ささやき草)を取り合わせところが面白い。

   サルビアの赤の叫べる日向かな
 
 稲穂のような形をしたサルビアは赤・青・紫などの情熱的な色調が特徴である、
特に赤いサルビアは情熱的な赤で太陽の光を受けて燃えるような赤、
それを「叫ぶ」という表現を使ったことで情熱的な赤を強調している。作者の巧みな表現力。

   海までの目抜き通りや西瓜売る
 

 海の近くの町であろう。海岸に向かった目抜き通りにはさまざまな物を売っている、
店舗を構えた店ではなくいわゆる露店え、季節の野菜、果物を並べている。
今年の夏は例年にない猛暑で、冷えた西瓜が美味しい。猛暑の中を歩いて汗をかいた作者の
目に二つに切って鮮やかな赤い西瓜が目に留まった。

                                  海


   峰雲や味噌欠かさざる漁師めし
 
 いわゆる漁師飯と呼ばれる鰺のなめろう、鰤の味噌鍋、鰹の味噌たたきなど味噌を使ったものが多い。
生臭さを取るには味噌が一番なのであろう。味噌で味付けをした獲り立ての魚料理。
どれも美味しそう、冷えたお酒がぴったり。

                        




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