Bグループの吟行は、江ノ島でした。
2022年11月23日 公開
Bグループの江ノ島吟行 永井詩

集合後、先ずは弓ヶ浜へ。穏やかな日だったが、皆さんに見て頂きたかった
富士山は雲の中だった。海には大勢のサーファーがいてそれが鵜のようにみえた。
隣の漁港に足を向けると、なぜか鳶が魚市場の屋根の上で、鳴き続けていた。
鳶の長笛晩秋の舟だまり 森有也
おしゃべりの中からも句ができた。
冬鷗強き顔して飛びきたる 坂本遊美
その後、橋を渡って江ノ島向う。途中で、数人の円覚寺の雲水の
一行とすれ違う。皆さんこれを句材にして、良き句がたくさん生まれた。
雲水とすれ違ふ橋小春風 砂金明
揃ひ歩く七人の僧冬の橋 坂本遊美
島小春円覚寺僧並び出づ 中西夕紀
橋を渡って次は左手の句会場でもある、マリーナの前を通過して
防波堤に向う。登ると目前には、巨大なトテラポッドがごろごろ。
冬の波テトラポッドの下に鳴る 高橋亘

曇天のせいか海は靄っていた。眼前の岩棚に百合鷗の群れが沢山いた。
一1週間前に下見に来た時には、広々と広がる磯場が見ごたえがあったので、
皆さんを案内したが、なんと同じような時間なのに磯には水がうっすら満ち、
藻草がぬるぬるして危ない状態だった。
潮の満ち引きの変化の速いことにびっくりした。
また下見の時は、地元の人が、こんな穏やかな日は1年に一度ぐらいしかないと
おっしゃっていて、海も伊豆や房総もくっきり見えたが、今日は、皆うすぼんやり。
しかし此れもまた美しい。こんな詩人も現れた。
淋しいと言ってみたいよ冬の海 小林たまご
マリーナはつまらないと思ったが、吟行上手な人は、こんな句を
冬天へ陸揚船のマストかな 坂本遊美

今回は参加者が13名と少なかったので、8句出しであったが、句会が早々と
終了したので、点がはいらなかった句を、参加者が順番に句評をしましょうということになった。
なるほどと思わせる意見もあったが、先生はみなさんの意見を参考にしつつ、
ちょっとおかしなコメントもあったので、各自もう一度自分で練り直すようにとおっしゃった。
成績は兎も角、良き海の空気を吸って、小春日の海岸の吟行はリフレッシュできた。
しかしそれにしても疲れたと思ったら、なんと皆さん歩数が1万歩近くと分かりびっくり。
良き運動にもなった1日でもあった。


集合後、先ずは弓ヶ浜へ。穏やかな日だったが、皆さんに見て頂きたかった
富士山は雲の中だった。海には大勢のサーファーがいてそれが鵜のようにみえた。
隣の漁港に足を向けると、なぜか鳶が魚市場の屋根の上で、鳴き続けていた。
鳶の長笛晩秋の舟だまり 森有也
おしゃべりの中からも句ができた。
冬鷗強き顔して飛びきたる 坂本遊美
その後、橋を渡って江ノ島向う。途中で、数人の円覚寺の雲水の
一行とすれ違う。皆さんこれを句材にして、良き句がたくさん生まれた。
雲水とすれ違ふ橋小春風 砂金明
揃ひ歩く七人の僧冬の橋 坂本遊美
島小春円覚寺僧並び出づ 中西夕紀
橋を渡って次は左手の句会場でもある、マリーナの前を通過して
防波堤に向う。登ると目前には、巨大なトテラポッドがごろごろ。
冬の波テトラポッドの下に鳴る 高橋亘

曇天のせいか海は靄っていた。眼前の岩棚に百合鷗の群れが沢山いた。
一1週間前に下見に来た時には、広々と広がる磯場が見ごたえがあったので、
皆さんを案内したが、なんと同じような時間なのに磯には水がうっすら満ち、
藻草がぬるぬるして危ない状態だった。
潮の満ち引きの変化の速いことにびっくりした。
また下見の時は、地元の人が、こんな穏やかな日は1年に一度ぐらいしかないと
おっしゃっていて、海も伊豆や房総もくっきり見えたが、今日は、皆うすぼんやり。
しかし此れもまた美しい。こんな詩人も現れた。
淋しいと言ってみたいよ冬の海 小林たまご
マリーナはつまらないと思ったが、吟行上手な人は、こんな句を
冬天へ陸揚船のマストかな 坂本遊美

今回は参加者が13名と少なかったので、8句出しであったが、句会が早々と
終了したので、点がはいらなかった句を、参加者が順番に句評をしましょうということになった。
なるほどと思わせる意見もあったが、先生はみなさんの意見を参考にしつつ、
ちょっとおかしなコメントもあったので、各自もう一度自分で練り直すようにとおっしゃった。
成績は兎も角、良き海の空気を吸って、小春日の海岸の吟行はリフレッシュできた。
しかしそれにしても疲れたと思ったら、なんと皆さん歩数が1万歩近くと分かりびっくり。
良き運動にもなった1日でもあった。

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