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小諸日盛句会に一人残った旅上手の七海さんですが、、、

              こもろ日盛俳句会 三日目

                               桜木 七海


「都市」の皆さんが、み―んな帰られてしまった
二日目午后からの話を続けましょう。

本当は佐紀さんと一緒に残る予定だったのですが、
今回は彼女が欠席なので一人ぽっち。

なんとも心細い限りですが、「まあどうにかなるだろう」といつもの気楽さ。

句会が終わったあと、大串章先生の「亜浪と俳句」の講演会場へ。

臼田亜浪は小諸のひと。
        
              あろう


大串先生が亜浪俳句の話をなさるのは何年振りかとのことで、
「すごく楽しみにしてきました」と、
野人の風格を持つという亜浪観を熱演される。
抜群に面白く、あっという間の一時間半だった。

今朝の吟行のバスでご一緒だったKさん
軽井沢からのお一人での参加で
「三日間、毎日通ってます」と仰る軽井沢夫人。
夕食を一緒にすることになった。
明日の高原列車吟行の時間の約束も。

やっぱりどうにかなったよ~。ホッ!

八月三日、今日も暑くなりそう。
八時前に吟行の申し込みを済ませ駅へ。

のんびりとした佐久平の風景の中を
コトコトと小梅線が走る。
「乙女」「美里」と素敵な駅名が続く。

中込駅で下車。限定三十名。事務局の
人が旗を振って先導して下さる。

彼曰く「今日は参加者の人数に対して講師の先生方が
沢山残っておられるので皆さんお得ですよー」

千曲川の河畔に到着。
鮎釣りの人が点在。
天然の簗場もあり、猛暑の中、水音を聞いているだけでホッとする。

釣り宿の人の話では、この暑さで鮎も
どこかへ潜りこんでいてさっぱりだとか

次は明治八年に建てられたという旧中込学校。
現存する擬洋風学校ではもっとも古い学校建築物の一つ。

        花


まるで昔の古―いオルガンが講堂に
置かれていて、片山由美子先生が楽譜の校歌を鮮やかに弾かれている。
「昔はピアノの先生だったのよ」と軽井沢夫人が教えてくれました。

午后の句会では本井英先生の愛弟子と
いう林家木久扇師匠―俳号三茶さんとご一緒。
楽しい話をいろゝと聞くことができました。

本井先生と言えば一日目、二日目と先生に当たり
「貴女はくじ引きに弱い運の悪い人だ」って言われたっけ。

いいえ、大胆なユニークな句を充分に楽しませて頂きましたヨ。

面白くって、楽しくってだから俳句はやめられない。
三日間を終えた今の心境です。
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レオフェイ
Posted byレオフェイ

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