fc2ブログ

俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

Top Page › 吟行 › 2月Aグループの吟行は、蠟梅の里へ
2023-03-26 (Sun) 18:26

2月Aグループの吟行は、蠟梅の里へ

            Aグループ2月蠟梅園吟行          長谷川積

                                                 230214 ロウバイまつりチラシ

                                                            積氏撮影

 新松田駅集合、と聞いて先ずは遠いなあ、感じた方が多いと思う。
その為参加者が少ないのではとの心配も杞憂であった。
指定時間の30分以上前にもう来られた方も。
青空の広がる好天気のせいか暖かい駅前はもうすっかり春の気配。

        改札を出て春風に出合ふかな       今村はるか

 丁度『ロウバイまつり』が開催中のためこの小さな駅に次から次へ降りてくる人、人、人。
狭い駅前広場は人で溢れ、蝋梅園行のバスの停留所には長蛇の列が。
急遽集合場所を蝋梅園に変更し、駅に着いた方から順次、
増発される臨時バスで吟行地、蝋梅園へ向ってもらった。
満員のバスは深い谷を下に見ながらくねくね道を山の奥へ奥へと分け入っていく。
 
        初花やトンネル工事下に見て       打木歩人
  
 いくつかの小さな山村を通り過ぎおよそ30分、寄(やどりき)町の駐車場で下車。
そこからさらに10分くらい人家を抜ける坂道を登りやっと蝋梅園の入口前へ。

                                    犬


  探梅や老犬納屋に繋がれて        北杜 青

        寒明けの風からからとからすうり      本多 燐


 ばらばらに来て集合した参加者は主宰を含めて15名。
立春の日の光が降り注ぎ寒さも気にならい。主宰から「蝋梅は冬の季語ですが、
見たものは季節にこだわらず詠んでください」との言葉を頂き、蝋梅園へ。

        立春の土や木の影伸びやかに        中西夕紀

 蝋梅園はひと山が蝋梅で覆われ、広い園では駅前の混雑も噓のよう。
七分咲きの蝋梅の林、その間を縫うようにいきなりの坂道、皆さんは元気に山登りをスタートした。
    

                  230214 蝋梅園1
                            積氏撮影

       蠟梅や順路のあればはづれもし       中西夕紀

       蠟梅の香りに向かふ登り坂          吉良 唯


蠟梅


振り返れば、蝋梅越しに、登ってきた道、さらに下方に広がる深い谷、
谷間の町が小さく見える。薄っすらとかいた汗に馥郁とした蝋梅の風のなんと気持のいいことか。

       山ひとつさらに分け入り梅の里        打木歩人

見上げれば広がる青空、遠くには気持ちよさそうに滑空するハングライダーも。

       春昼やハングライダー風と消え        高橋 芳

 句会会場は新松田駅の近く。帰りのバスの本数が少ないので座れない可能性もあると
お伝えしたせいか、皆さん早目にバス乗り場へ終結、予定通り全員句会会場へ。
蝋梅しかないから句作りも難しいのではとの心配をよそに、
句会では色々な句材の句が出され、当番としてもほっとした次第。
穏やかな天候に恵まれた立春の一日であった。 

                                  日
          
                                
スポンサーサイト



最終更新日 : 2023-03-27

Comment







非公開コメント