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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

また、山中さんが感想を下さいました。

       都市6月号を読んで           山中多美子

 毎号「都市」はどこかに工夫があって、新鮮に感じます。
 
 今号は秋澤夏斗さんの「マスク考」がとても面白いと思いました。
季語で詠んである作品とそうでない作品を分類し、その違いを分かりやすく解説してあり、
緻密な手法に感心しました。

 「都市を読む」の今瀬一博さんの鑑賞文はとても勉強になりました。
「都市二月号より」の中島晴生さんの鑑賞は、私の心に馴染んでくる
ような感じですが、今瀬さんは鑑賞のポイントが違うぶんだけ新鮮で、
心に響きました。
 
 これだれ俳句を続けていると、若い方達の俳句や新聞の入選句を読んでいると、
どういう作品が良いのか分からなくなってきました。七十代を過ぎて、時代遅れ
になってきたなと自覚しています。

 現代俳句勉強会の「秋元不死男」を読むでは本多燐さんの作品鑑賞が
異色で面白く思いました。ことに「洗練された美学を見せつけられた時の息苦しさが無く、
それも好ましい」との言葉にこういう感じ方もあるのかと、妙に感心しました。

                             わくい

   朝獲れの白魚炊きてさくら色    中西夕紀
  
   満潮に消ゆる遺跡や鳥帰る    1中西夕紀
  
   赤貝に長き紐あり灘の酒      中西夕紀


最後に好きな作品を少し。

 朱雀集より
   青い芽がでる横文字の苗札に    城中良
  
   恐れ入ります天狗の鼻に春の雪   桜木七海
  
                                    uchiwa.jpg

   春泥を来てそよ風に座りけり    森 有也


 白樫集より
   母の忌やひとり梅林ゆく朝     星野佐紀

 青桐集より
   展開図折れば骰子近松忌     永井 詩
 
   高き所あれば登る子豆の花    坂本遊美
 
   春の日や一合瓶に山羊の乳    井手あやし
  
                                           usagi.jpg


   一枚の紙をうさぎに炬燵の子    髙橋 亘
  

 都市集より
   送り出す母も眠たし寒稽古     島田遊妹
  
   花辛夷逝きし笑顔に手を合はす   青山佐智
  
   コンビニのむすび売切れ春きざす  安藤風林
  
              犬


   薬局に犬待たされて黄水仙     小林由寿
  
   両耳で聞く合格や梅の花       須田 楓



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