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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

関山さんが、6月号の主宰の句を鑑賞してくださいました。


    「都市」令和五年六月 中西夕紀句鑑賞    関山恵一 
  
                                               さくら

  朝獲れの白魚炊きてさくら色

 白魚の旬は春、作者のお住まいは町田であるから小田急線一本で江の島行ける。
江の島には多くの白魚料理店がる。
おそらく紅梅煮であろう。真っ白な白魚が梅肉で美しい桜色に染まり、春そのものの料理。
江の島で春を見。春をいただいている作者お似合いである。

   土に還りし仏等が咲く菫かな

 「すみれの花咲くころ。はじめて君を知りぬ」と宝塚歌劇団の唄を思い浮かべる。
華やかに咲く菫を「土に還った仏たちが菫となって咲いている]と見た作者のメルヘン。

                                 地蔵


  新刊書開かず古りて鳥雲に
 
作者の手元には毎月さまざまな句誌・句集・俳句関係の本が届くことであろう。
それぞれに目を通し、必要な句は鑑賞を作者に書き送る。そんなことで忙しくしている書店で
目に付いて求めた新刊書が手つかずのまま書棚に。主宰者ならではの苦悩。

   赤貝に長き紐あり灘の酒
 

 赤貝の紐は寿司ネタとして貴重なものである。身を包んだ紐は意外に長く、
コロコロとした食感がたまらない。餅欄、灘の生一本はきっちりと冷したものが良い。
赤貝の紐を肴に冷酒を酌む作者は何を考えているのだろう。

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   桐植うや二度と来たらぬわが生に
 
 昔は家に女の子が生まれると庭に桐の木を植え、その子が成人になるときにその桐の木で
箪笥を作り嫁入りの準備をしたものである。そんな日が来るまでとても生きていく自信はない。
もちろん、今は自分の家の桐の木で箪笥を作る事はしていないが。
それでもこうした習慣は日本独特のもので素晴らしいと思
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