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俳句でおしゃべり-都市ー

Aグループの吟行は、実り豊かな寺家ふるさと村です。

レオフェイ
         Aグループ吟行(寺家ふるさと村)    加瀬 みづき
                             花

十月七日は、秋晴れの吟行日和に恵まれました。
午十時に四季の家前に集合。一部の人は先に吟行に行っていました。

先生から「みたものをメモして、ただ見ただけでは駄目、
自分が何かに感動したものを描写する。
焦点を強める。焦点を際立たせるのに言葉と省略を合わせて書く」ようにと、
言葉を頂きました。

寺家ふるさと村は、稲架が並び、苅田、穭田、稔り田で、
谷戸一面が様々な田のグランデーションでした。
急な石畳の坂を登ると熊野神社があり、御祈願しようとすると、
社殿に、御神酒と稲穂、団栗が供えられていました。
森に入ると水引、野薊、薄、等秋の草花でいっぱいでした。
道には木の実がたくさん落ちています。
谷戸に出ると、都市の方たちに出会いました。

風が強くて稲穂波が揺れています。お若いこどもづれのご夫婦とすれ違い、
枯れた彼岸花を畦に見かけ、赤蜻蛉が群れていました。
暫く行くとツーリングの若い人々が通り過ぎ、遠くから太鼓の音が聴こえ、
栗の木には多くの実がなり、畑ではレタス。キャベツを農家の方が植えていました。

当日の特選句です。

                     いのこずち


   牛膝つけられ嬉しつけ返す   砂金 明

   電線に羽きらめきて赤蜻蛉   鈴木ちひろ

    芒


  芒ゆれ光の中の鳥の声     今村はるか

   蜘蛛糸に吊り上げられて葛の蔓 高橋 芳

                                 蜘蛛

  空高し水ゆつくりと喉通る   窪田深月

   釣果なき池に木の実の落つるのみ 高橋 芳 

   散るものに乾びし音や鰯雲   吉良 唯  

  
最後に吟行当番の私は七句全没で、先生から「言葉が目立ち過ぎる。
写生を身につける。下手で結構。どんどん正直に造りなさい」と𠮟咤激励を頂きました。
自戒あるのみです。
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