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向島百花園にいらした牡丹さん、有名な萩のトンネルはまだ咲いていなかったのですが、、、

    向島百花園の一日 九月十八日(土)
                               玉水 牡丹



北千住駅で東武伊勢崎線に乗換え、東向島駅下車、
徒歩八分で庭園に到着。

都立の日本庭園であり、江戸時代に発祥を
持つ花園である。文政期(1804~1830)に
造られ、2004年で、二百周年を迎えたことになる。

特に秋には、萩が見所であり、訪れた時は
「萩祭、月見会」と銘打って、園内はにぎわっていた。

              IMG_tonnbo.jpg


三十メートルの萩のトンネルが造られている。
(猛暑の為、開花が遅く、この日は緑のトンネルであった)
また秋の七草は、園を一巡すれば目にすることが出来る。
特に女郎花は背丈も整い、園で生育されたればこそと思った。

お茶会が開かれ、和服姿の男女が列を作り
客席の順番を待つ姿もあった。

著名な俳人の句碑も立ち、句灯も林立し、気分は秋祭りである。
日が落ちて灯が点れば、又違った園になるだろう。

     春もややけしきととのう月と梅
               
                           芭蕉


特に目を引いたものは、一つの棚に南瓜、糸瓜、蛇瓜の三種が
実をつけぶら下がっている様子である。何やら滑稽に見えた。

常識的には、南瓜は地上に実をおくが、
棚に一ヶのみぶら下がり、もう一ヶは地上にある。

蛇瓜は名の如く、丁度蛇位の太さで、四、五十センチ垂れ下がり、
先の方は先細り蛇の頭の様に曲がりながらつり上がっている。
見せるための棚であると思うが、奇想天外である。

園を進んで行くと、中年のご婦人が、
「そこの橋の上に立つとよくみえますよ」と言われた。
その通り、その橋の上に立つと
何と東京スカイツリーが樹間をぬって、目前にあった。
ここから、数分でいける距離ではないので眺めるだけで終わる。

           IMG_われもこう

この界隈は、秋祭りらしく、家々の玄関には祭礼提灯が下がり、
祭囃子が町内に鳴り響き、少々レトロな気分で帰路についた。

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レオフェイ
Posted byレオフェイ

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