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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2023-12-26 (Tue) 22:37

山中さんによる、都市12月号の鑑賞です!

     「都市」12月号を読む    山中多美子(晨・円座 同人)

 中西夕紀「夕芒」より
鍵

    秋湿秘仏に鍵の古からず

     はたはたや薬師如来の男振り

     船上に楽隊の席秋つばめ
     
     侘びことば挨拶にして芙蓉の実

     彼もまた眉雪の学者菊膾

 今号は季語の風景の北杜青さんと
木村風子さんの文章が良かったと思いました。
お二人の日常からお人柄が滲み出ています。

鵜飼


 それから私の心に残る一句の芦澤湧字さんと長岡あゆさんの
鑑賞はとても素直に書かれていて好感がもてました。
私もお相撲や鵜飼が好きなので、よけいに心惹かれるのかも
しれません。伊之助という行司の勇ましさはこの頃では
見かけないです。自分の捌きの正しさを、どこまでも主張する
態度は凄いと思います。この頃は長いものに巻かれる人が
多いですので。
 
 「夕紀の添削教室」はとても勉強になりますので毎号しっかり
読んでなるほどと頷いています。

最後に好きな作品を少し
  
 白樫集より
    
片蔭や佳きこと告ぐる声を背に   三森 梢
  

青桐集より
森

   
  夕立や森の匂ひの服をぬぐ      小林 風


山開きいつもの顔を探しけり     三遊亭らん丈
    
     夕顔を見つめし後に書く手紙      〃
     
     検眼の最中聞こゆる秋の蟬       〃
    
     新涼や三日遅れの筋肉痛       菅野 れい
    
    石庭の石に木の実の跳ぬる音    髙橋 且
実

 
     長き夜の電話を切れば独りなり   丸山 斐霞
    
    秋立つや真水で洗ふ砂の足     砂川 金
  
 都市集より
    
    半日を緑の中の美術館        吉良 唯
    
    草むしる青年達のベトナム語     打木 歩人
    
    一匹になりし金魚の隅にをり     岩﨑 曜
    
    一号二号古墳続くや蟬時雨     星野佐紀
    
    青梅のこつんと落ちて猫車      小寺 檸檬

    聞き慣れぬ駅の名続き蕎麦の花   島田 遊妹
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最終更新日 : 2023-12-26

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