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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

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2024-01-12 (Fri) 12:51

参加者は少なかったゆえに充実した吟行でした。

   Bグループ12月 藤沢「俣野別邸・遊行寺」吟行記        大木満里
    
                                            雨

 
 前夜から雨。藤沢、俣野別邸・遊行寺吟行は十一名の参加となった。
幸い俣野別邸に倒着すると小雨。やがて雨も上がる。
門を入ると、青い作業着の園丁の方に出会う。
樹木の幹や枝に寄生する介殻虫を取る作業を始められた。


     園丁の冬着話題の青の色     秋澤夏斗
 
 青の色???なに。大谷選手が入団した話題のドジャースの
ユニフォームの色だったとは・・・ふーむ。やるな。
園内の白い洋館には喫茶室もあるが、ひっそりとしている。

                              灯
   

     灯に動く人影恋へり冬館       中西夕紀

     落葉よ落葉何故急ぐ母の逝く    横山千砂

     裸木の先に雨粒玉雫         甲光あや

     極月の道じぐざぐに下りけり     三森 梢

     雨空の静けさ裂いて冬の鵙      髙橋 亘
 
     揃ひたる若者の声冬の朝       坂本遊美


 高台にある俣野別邸の下には運動場でもあるのか。
若い溌溂とした声が揃って轟き、冬の朝の息吹が気持ちいい。

 やがて遊行寺迄バスにて移動。踊り念仏で名高い、一遍上人開祖の寺である。
参道の石畳の奥に門がある。大銀杏が光に透き美しい。
  
                    落葉道


     石畳を杖の人行く帰り花        盛田恵未

     冬木の芽一遍像に手を合はせ    大木満里

     冬ぬくし弥陀の慈眼の三百畳     安藤風林

     奉納の提灯白き師走かな       島田遊妹


 投句は八句。選句の話し合いは活発に行われ、はたまた
なぜ採れなかったかまでに及び、密度の濃い内容となった。
中西主宰の講評では、写生句といえども、季語の説明にならない作句を心がける。
それには発見をしようとする姿勢が大切であると、あらためて説かれた。
類想を抜ける。厳しい創作への戒めである。
   
     この先はどこへ枯葉の厚き道  三森 梢      



                    IMG_7492_20240112124926a26.jpg
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最終更新日 : 2024-01-12

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