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俳句でおしゃべり-都市ー

「都市」での活動や俳句に繋がる文章や会員のエッセイ等の語り場にしていきたいと思います。

新年会の新年句会報告です。

      令和6年1月28日「都市新年会」   島田遊妹
 
 町田市民ホールのロビーに次々と人が集まり、
三三五五笑顔で語り合っている。「都市」の新年会が
もうすぐ始まるところである。
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 まず初めは主宰のご挨拶。その中で話されたことは、
今年1年の心構えともいえることだった。句を作る時
受け入れてもらい易い句を作ろうとしていないだろうか?
選句する時も分かり易く鑑賞し易い句を選んでいないだろうか?
みんなに受け入れられなくても、自分が本当に作りたいと思う句を
作ることに今年はどんどん挑戦をして欲しい。
都市への投句用紙の最後の行には自分なりのチャレンジする句を
書いて投句をするようにと。新しい物を作り出すという気合に満ちた
句会を目指して。

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 コロナ以前のように皆で乾杯!!お昼の御弁当を頂いて、
いよいよ句会である。

投句された135句中最高の人気句
     
     白筆を墨昇りゆく淑気かな     中西夕紀

なんと主宰の句であった。書初の景、かなり太い筆であろうか、
墨が生きているかのように筆を昇っていくめでたさにあふれた景である。
     
     この町にかくも幼子初詣      三森梢

少子化が大変心配されている今、いつになく目立つ幼児への
作者の驚きと少しの喜びがお正月の目出度さと一緒になって
響き合っている。
     
     餅花へ燈台の灯の来て過ぐる    北杜青

海の近くの宿に泊まっているのだろう。燈台の灯は一定のリズムで
回ってくる。何回も何回も輝らし出されては消える餅花を
ずっと見つめて何を思ったのだろうか。
     
     鳥ごゑのとほくかたまる初霞    小林たまご
 
湖畔に立っている作者,何羽もが群れているであろう
鳥の声が霞の彼方から聞こえてきた。それを「とほくかたまる」と
言い表した作者の感性が際立っている。
     
     耀きて空の色あり霜柱       甲光あや

北面の霜柱を見ているのであるが、「空の色あり」と言ったことで
ぐーんと世界が広がった。「空の色あり」の言葉選びが素晴らしい。
     
     病み付いて髪の匂いや久女の忌   外山糖子

作者は風呂に入れない何日かを過ごし、自分でも
気になり始めた髪の匂いを詠んだ。久女の忌でまとめたことが
この句を素晴らしくしていると思う。
 
全くの個人的感想であるが忌日の句をうまく詠める人を
尊敬してやまない。 

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