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今どきの俳句界にも、アンテナを張っていらっしゃる心さんの「超新撰21竟宴」レポートです。
2011/ 01/ 04 極私的「超新撰21竟宴」シンポジウムレポート
栗山 心
平成22 年12月23日、「超新撰21竟宴」が
アルカディア市ヶ谷にて開催されました。
『超新撰21』とは、「50歳未満の今世紀に入ってから
活躍を始めた俳人21名各100句によるアンソロジー」であり
一昨年出版された、U‐40世代21人によるアンソロジー
『セレクション俳人 プラス 新撰21』の続編ともいうべき存在です。
21人のうち、二人は公募で選ばれ、100句それぞれに
評論が付くというのが特徴。
前回の「新撰21竟宴」に続いて、今回もその出版を記念して
行われた「超新撰21竟宴」はシンポジウム兼パーテイ、
途中に句会もある、という盛り沢山なスタイルで
ほぼ一日かけて行われるものでした。
今回、Uさん、Nさん、Sさんと私の四人の都市メンバーが
シンポジウムに参加してきました。

「定型 親和と破壊」と題されたシンポジウムの内容は、以下のようなものでした。
第1部 『新撰21』『超新撰21』に見る俳句定型への信・不信
高野ムツオ・小川軽舟・鴇田智哉・対馬康子・筑紫磐井(進行)
第二部 君は定型にプロポーズされたか
柴田千晶・上田信治・清水かおり・ドゥーグル J.リンズィー、高山れおな
(コーディネイター=関悦史)
開場は13時。私以外の三人は、開場前に到着し、ほぼ正面の前から三列目
という良い席をキープしてくれていました。
いきなり、受付に佐藤文香さん、案内役のひとりに北大路翼さん
近くに山西雅子さん、田中亜美さん(『新撰21』でファンになり
先月の現代俳句協会青年部のシンポジウムに「追っかけ」をした)
更に、控え室近くに関悦史さんを見かけ、会への期待が高まりました。
こうした有名俳人さんを間近に見られるのも、ミーハーな私の楽しみ。
きっかけは何であれ、こうした俳句関係のシンポジウムに
参加することで確実に得るものは多いはず。
「難しいかも」「部外者だから」「一人だから」などと、心配せず
皆さんもどんどん参加してみませんか。
第一部は、『都市』の「俳句の歴史入門講座」でお馴染みの
筑紫磐井先生の進行で、『超新撰21』の選者として
選考の過程についての話がありました。
入集俳人である小川軽舟先生の『超新撰21』を読んだ感想は
自由律に始まり、川柳に終わる『超新撰21』の読みにくさ
編集の意図が見える点を語っていらっしゃいましたが
この本をシンポジウムの二日前に買って、当日までに
読み切れなかった私も同じ思いでした。
未読の方は、これから読み比べて見ると、面白いかと思います。
第一部終了後、休憩。
休憩中も、筑紫磐井先生に皆でご挨拶に行ったり、会場ウォッチングで
忙しく過ごしつつ、15時過ぎに第二部開演。
前回の「新撰21竟宴」では、圧倒的な知識と俳句への情熱を持つ
関悦史さんの司会。
「話のスピードが速くなりすぎた関悦史さんにストップを掛ける佐藤文香さん」
という面白い光景が見られたのですが
今回も、「もし早くなりすぎたら」と、事前に打ちあわせしていたとのことで
「夫婦漫才」さながらの楽しさで、関さんの真正面で見ていた
同行のNさんは大爆笑。関さん本人は「司会は不向き」と言うものの
関さんのファンが増えたのは間違いないでしょう。
今回、上田信治さんが膨大な句の中から選んで下さった
『「新撰」「超新撰」世代 ほぼ150人150句』という資料に
『都市』編集長・燐さんと私の句を取り上げて頂きました。
とても嬉しく、光栄なことだと思いました。
しかし、この150句について上田さんに語って頂く時間はほとんど無く
シンポジウムが終わってしまったのが残念でした。
本としての「新撰」シリーズが出るかどうかは
今後分からないようですが、「竟宴」は、今年もあるとか。
今度は皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか。
『超新撰21』についての書評は、H23年4月号の
『都市』に書かせていただきます。
栗山 心
平成22 年12月23日、「超新撰21竟宴」が
アルカディア市ヶ谷にて開催されました。
『超新撰21』とは、「50歳未満の今世紀に入ってから
活躍を始めた俳人21名各100句によるアンソロジー」であり
一昨年出版された、U‐40世代21人によるアンソロジー
『セレクション俳人 プラス 新撰21』の続編ともいうべき存在です。
21人のうち、二人は公募で選ばれ、100句それぞれに
評論が付くというのが特徴。
前回の「新撰21竟宴」に続いて、今回もその出版を記念して
行われた「超新撰21竟宴」はシンポジウム兼パーテイ、
途中に句会もある、という盛り沢山なスタイルで
ほぼ一日かけて行われるものでした。
今回、Uさん、Nさん、Sさんと私の四人の都市メンバーが
シンポジウムに参加してきました。

「定型 親和と破壊」と題されたシンポジウムの内容は、以下のようなものでした。
第1部 『新撰21』『超新撰21』に見る俳句定型への信・不信
高野ムツオ・小川軽舟・鴇田智哉・対馬康子・筑紫磐井(進行)
第二部 君は定型にプロポーズされたか
柴田千晶・上田信治・清水かおり・ドゥーグル J.リンズィー、高山れおな
(コーディネイター=関悦史)
開場は13時。私以外の三人は、開場前に到着し、ほぼ正面の前から三列目
という良い席をキープしてくれていました。
いきなり、受付に佐藤文香さん、案内役のひとりに北大路翼さん
近くに山西雅子さん、田中亜美さん(『新撰21』でファンになり
先月の現代俳句協会青年部のシンポジウムに「追っかけ」をした)
更に、控え室近くに関悦史さんを見かけ、会への期待が高まりました。
こうした有名俳人さんを間近に見られるのも、ミーハーな私の楽しみ。
きっかけは何であれ、こうした俳句関係のシンポジウムに
参加することで確実に得るものは多いはず。
「難しいかも」「部外者だから」「一人だから」などと、心配せず
皆さんもどんどん参加してみませんか。
第一部は、『都市』の「俳句の歴史入門講座」でお馴染みの
筑紫磐井先生の進行で、『超新撰21』の選者として
選考の過程についての話がありました。
入集俳人である小川軽舟先生の『超新撰21』を読んだ感想は
自由律に始まり、川柳に終わる『超新撰21』の読みにくさ
編集の意図が見える点を語っていらっしゃいましたが
この本をシンポジウムの二日前に買って、当日までに
読み切れなかった私も同じ思いでした。
未読の方は、これから読み比べて見ると、面白いかと思います。
第一部終了後、休憩。
休憩中も、筑紫磐井先生に皆でご挨拶に行ったり、会場ウォッチングで
忙しく過ごしつつ、15時過ぎに第二部開演。
前回の「新撰21竟宴」では、圧倒的な知識と俳句への情熱を持つ
関悦史さんの司会。
「話のスピードが速くなりすぎた関悦史さんにストップを掛ける佐藤文香さん」
という面白い光景が見られたのですが
今回も、「もし早くなりすぎたら」と、事前に打ちあわせしていたとのことで
「夫婦漫才」さながらの楽しさで、関さんの真正面で見ていた
同行のNさんは大爆笑。関さん本人は「司会は不向き」と言うものの
関さんのファンが増えたのは間違いないでしょう。
今回、上田信治さんが膨大な句の中から選んで下さった
『「新撰」「超新撰」世代 ほぼ150人150句』という資料に
『都市』編集長・燐さんと私の句を取り上げて頂きました。
とても嬉しく、光栄なことだと思いました。
しかし、この150句について上田さんに語って頂く時間はほとんど無く
シンポジウムが終わってしまったのが残念でした。
本としての「新撰」シリーズが出るかどうかは
今後分からないようですが、「竟宴」は、今年もあるとか。
今度は皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか。
『超新撰21』についての書評は、H23年4月号の
『都市』に書かせていただきます。
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