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NHKの小道具さん、あなたの仕事見て、楽しんでいる人も     いますよ!!

 美渦式テレビ鑑賞法

                野川 美渦


お天気イマイチの日もテレビがあればなんのその。
小さいころからテレビの子の私は、
今でもお茶とお菓子とテレビと仲良く暮らしています。

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私にはとっておきのテレビ鑑賞術があるのです。
それはドラマの中に出てくる花を見て
ドラマを豊かに鑑賞し、一人でしみじみすることです。

身近な例を挙げると、毎朝楽しみにしている
NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』。

6月第一週は、昭和18年秋
主人公がお見合いをしている場面、

竜胆(リンドウ)が1輪生けてありました。
竜胆はドラマの舞台である長野県の県花です。

主人公は国民学校の先生で、子供たちに
お腹一杯食べさせてあげたいけれどできない、
見ているのがつらい、と正直な気持ちを話します。
他の登場人物も沈痛な面持ちで聞いています。

竜胆の花ことばは『悲しむ君を愛す』。

          リンドウ


ふと人魚さんの佳句を思い出します。

    りんどうや静かに聞いてくれる人    
                               人魚
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次の週の結婚式の場面。

白無垢に角隠しの花嫁の後ろに菊の花が生けてありました。
白と菊。まるで菊の被綿の様に長寿を暗示しています。
めでたさの重九?とでもいいましょうか?
幸せの福分けを受けたようで嬉しくなります。

次の週は、主人公と先輩が職場でお弁当を広げた場面。
 
先輩におかずを一つ取られても、笑顔で語り合います。
後ろには秋桜(コスモス)が束で生けてありました。

風にかすかに揺れて、二人の若い女性のけなげに毎日を
送るシーンになぜかピッタリでした。


           IMG_3122.jpg



ドラマ制作関係者の意図するところは全く違うと思われますが
”まあいいや”です。

一人で勝手に話を膨らませて”そうなんだ~”と感激しています。
『おひさま』のお陰で毎日が楽しいけれど
明日が来るのも楽しみです。

日本に幸あれ!
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レオフェイ
Posted byレオフェイ

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