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「都市」有志の方に、好きな秋の季語と好きな秋の句を伺ってみました。

2011/ 10/ 16
                 

   主宰の好きな季語


     月

皆さんの好きな秋の季語

   秋、新涼、秋澄む、空澄む、秋の空、良夜、星月夜、
   秋風、爽籟、色なき風、野分、いなびかり、花野、新米、小鳥来る、
   雁、虫時雨、紅葉かつ散る、黄落、菊日和、芒原、荻の声、


    主宰の好きな句

  鶏頭を三尺離れもの思ふ           細見綾子

   
  皆さんの好きな秋の句
      
      

秋深き隣は何をする人ぞ            松尾芭蕉
 
        犬めがね



荒海や佐渡によこたふ天河           松尾芭蕉

あかあかと日はつれなくも秋の風        松尾芭蕉

菊の香やならには古き仏達           松尾芭蕉


      奈良


鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分かな        与謝野蕪村

荻の声舟は人なき夕べかな           闌(らん)更(こう)

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり         飯田蛇笏

芋の露連山影を正しうす            飯田蛇笏

よろこべばしきりに落つる木の実かな     富安風生

 とある日の銀杏もみぢの遠眺め       久保田万太郎

  朝顔や濁りそめたる市の空         杉田久女

           朝顔



いなびかり北よりすれば北を見る        橋本多佳子

しんしんと肺碧きまで海の旅          篠原鳳作

 雁鳴くやひとつ机に兄いもと          安住敦

うすもみじ能登は入江のやさしさに       細見綾子

雁やのこるものみな美しき            石田波郷

               田んぼ



鰯雲日かげは水の音迅く            飯田龍太

昼は日を夜は月をあげ大花野          鷹羽狩行

ことごとく出て相触れず星月夜         鷹羽狩行

新宿ははるかなる墓標鳥渡る          福永耕二

いちじく裂く六条御息所の恋           奥坂まや

逢へずとも世に在らばよし十三夜        浜田文子
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