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浜っ子の七海さんの案内で、横浜吟行です。

2011/ 12/ 01
                 
   横浜大桟橋吟行記       

                 岩原真咲


11月5日、横浜大桟橋の吟行です。

桜木町駅集合、
中西主宰以下13名で大桟橋に向かいました。

桜木町も随分変わったなあなんて言いながら
15分くらいで到着!
浜っ子七海さんのてきぱきとした案内で、
吟行の開始です。
 
この日は晩秋とはいえ、暖かく穏やかで靄がかかり、
ベイブリッジや高層ビル群が霞んでなかなかの風情でした。

       IMG_5129.jpg

大桟橋は鯨を模して作られたとか、
木製のデッキがうねうねと起伏をもって続いています。

海は凪いで静かな海面、時々船の往き来があるばかり、
眺めているとゆったりとした気分になってきます。
    海

      
早々と俳句モードに入った人には近寄りがたく、
それぞれが散っていきます。
   
    
  太陽のひとつ黄色に霧の海    夕紀

横付けされた客船の甲板では、
衆目を浴びて結婚式が挙げられています。
どうぞお幸せにと祝福の汽笛。
 
ほどよく暖まったデッキに腰を下ろし早めの昼食。
早弁が懐かしいねといった声も。

その後税関に寄りました。見学コースには覚醒剤の密輸の手口、
偽ブランド品等が展示されていて興味深く、
ひとしきり話に花が咲きました。
   
  
  偽物を見て回りをり文化の日   夏斗

大桟橋からキング(県庁)、
クイーン(税関)、
ジャック(開港記念館)
の三つの塔が見えるスポットもあっておしゃれです。
街路樹の紅葉はこれからでしたが。
  
  
      IMG_5079.jpg
    
  霧深く塔の県庁ありにけり    夕紀
   
さて午後はジャックの塔の開港記念館で句会です。
レトロな建物でステンドグラスも横浜らしい絵柄でした。

ヨコハマの句はどこかハイカラで多彩な句が続出しました。
 
    当日の特選句から横浜が色濃くでた句。
     
   
   高階の秋日眩しき港街      皓
   
   
   祝福の号笛であり鯊日和     七海
   
   
   船かよふ産土の街いてふの実   葉子
   
   
   シーバスの後追い鴎秋霞     田鶴



お世話下さった七海さんに感謝して句会は終了しました。 

       足


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