今年、最後の吟行報告です!
2011年12月11日 公開
大和市「泉の森」吟行記(12月3日)
大木 満里
いよいよ今年度最後の吟行。
念力で天気快晴!にと思いきや、な、なんと、
前日からの氷雨がふりやまず・・・
それでも12名が相模大塚駅に集合。
スキーウエアーで防寒をはかり着膨れた方もおられ、
いざや「泉の森」へ出陣!!しかし、よくふる。
行くべきか行かざるべきか、
ハムレットの心境の方もいられたのではないか。
(実はかくいう私がそうである)
雨脚強き鬱蒼とした森の中に、黙々と進んでいる一団。
径はすでに川となっている。
まず大和市郷土民家園に入る。
江戸時代中期と末期に創建された古民家2棟が移築復元され、
屋内には農作業具等が展示されている。
ようやく一息入れ外に目をやると、
木立の紅葉が今が盛りであることに気づく。

皆さんは早速、悴んだ手で句帳に書き付けていられる。
(ムムッ、さすがである。)
しばらくしてから大和市自然保護センター・「しらかしのいえ」
に向かう。落ち葉に敷き詰められた径。
天気がよければ足を踏みしめるごとに心地よい音がし、
「枯れ葉よ~」とシャンソンの一つも口ずさんだにちがいない。
「しらかしのいえ」の前には湿生植物園や緑のかけ橋、
水鳥の泳ぐ大きな池がある。
幅の狭い引地川の水量と水勢の激しさにも驚いた。
どうやらここは水源池らしい。ようやく、このころから
雨も小降りになってきた。やれやれである。
主宰の句
飛びながら鴨は身体を伸ばしけり 中西夕紀
「しらかしのいえ」では大きなストーブに薪がくべられ、
赤々と炎がたっている。暖かい。昼食をすますと
皆さんの表情もほっこりとし、七句出句の句会が、
美渦さん司会のもとに真剣かつなごやかに始まる。

主宰特選句
掛け時計止まりて久し冬座敷 杉本奈津子
冬空に魔除けの目篭立てにけり 秋澤 夏斗
冬の雨はばたく鳥になほ激し 三森 梢
幾重にも滴落つるや冬紅葉 大木 満里
句会後、傘を忘れることもなく、皆さんのんびりと
雨上がりの公園を歩かれている。

当番の松井葉子・野川美渦さん、ありがとうございました。
大木 満里
いよいよ今年度最後の吟行。
念力で天気快晴!にと思いきや、な、なんと、
前日からの氷雨がふりやまず・・・
それでも12名が相模大塚駅に集合。
スキーウエアーで防寒をはかり着膨れた方もおられ、
いざや「泉の森」へ出陣!!しかし、よくふる。
行くべきか行かざるべきか、
ハムレットの心境の方もいられたのではないか。
(実はかくいう私がそうである)
雨脚強き鬱蒼とした森の中に、黙々と進んでいる一団。
径はすでに川となっている。
まず大和市郷土民家園に入る。
江戸時代中期と末期に創建された古民家2棟が移築復元され、
屋内には農作業具等が展示されている。
ようやく一息入れ外に目をやると、
木立の紅葉が今が盛りであることに気づく。

皆さんは早速、悴んだ手で句帳に書き付けていられる。
(ムムッ、さすがである。)
しばらくしてから大和市自然保護センター・「しらかしのいえ」
に向かう。落ち葉に敷き詰められた径。
天気がよければ足を踏みしめるごとに心地よい音がし、
「枯れ葉よ~」とシャンソンの一つも口ずさんだにちがいない。
「しらかしのいえ」の前には湿生植物園や緑のかけ橋、
水鳥の泳ぐ大きな池がある。
幅の狭い引地川の水量と水勢の激しさにも驚いた。
どうやらここは水源池らしい。ようやく、このころから
雨も小降りになってきた。やれやれである。
主宰の句
飛びながら鴨は身体を伸ばしけり 中西夕紀
「しらかしのいえ」では大きなストーブに薪がくべられ、
赤々と炎がたっている。暖かい。昼食をすますと
皆さんの表情もほっこりとし、七句出句の句会が、
美渦さん司会のもとに真剣かつなごやかに始まる。

主宰特選句
掛け時計止まりて久し冬座敷 杉本奈津子
冬空に魔除けの目篭立てにけり 秋澤 夏斗
冬の雨はばたく鳥になほ激し 三森 梢
幾重にも滴落つるや冬紅葉 大木 満里
句会後、傘を忘れることもなく、皆さんのんびりと
雨上がりの公園を歩かれている。

当番の松井葉子・野川美渦さん、ありがとうございました。
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